DxOMarkにツァイス「Milvus 2/50M」のスコアが掲載

DxOMark に、ツァイスの標準マクロレンズ「Milvus 2/50M ZF.2」(Fマウント版)のスコアとレビューが掲載されています。

Zeiss Milvus 2/50M review: Excellent optical performance 

 テスト機はD810   Milvus 2/50M   Makro-Planar50mmF2   Nikon 60mmf/2.8G 
DxOMarkスコア 41 32 30
解像力 27P-Mpix 23P-Mpix 20P-Mpix
透過 2.2T 2.3T 3.1T
歪曲 0.2% 0.2% 0.3%
周辺光量落ち -1.5EV -1.8EV -2.1EV
色収差 6μm 8μm 10μm

  • DxOMarkのスコアは41の高い値に達しており、この種のレンズとしては素晴らしいスコアだ。解像力は高く、開放から画面全域の均一性は良好だ。絞るとF4-5.6で中央の解像力は改善するが、隅はあまり変わらず、F8に絞ると若干改善する。F11では、最も均一になるが、D810ではいくらか回折の影響(解像力の低下)が見られる。
  • 色収差は絞り値にかかわらずいくから見られるが、これは画面の一番隅の部分に限られており、全体としては極めてよく補正されている。
  • 透過のT2.2は良好だが、周辺光量落ちは開放で-1.5EVで比較的大きい(F4まで絞れば解消する)。歪曲は予想していたよりも若干大きいが、それでもなお小さな値だ。
  • 旧型のMakro-Planar50mm F2と比較すると、新型は透過や周辺光量落ち、色収差が若干良くなっており、ピークの解像力も改善している。最も注目に値するのは、開放とF2.8の時に、新型は旧型に比べて周辺部が顕著にシャープになっていることだ。しかし、F4では違いは目立たなくなり、F5.6以上では新型と旧型の違いはなくなる。また、新型は非点収差が改善されている。

 

このレンズの光学系は、旧型のMakro-Planarから変更されていないはずですが、DxOのスコアは大幅に改善していて、これは個体差にしては少し改善幅が大きすぎるので、新型は光学系に何らかの変更が加えられているのでしょうか。

旧型も非常に評判の良いレンズですが、これだけスコアが改善されていると、新型も気になってしまいますね。