ソニーFE24-70mm F2.8 GMは解像力もボケも素晴らしい極上のレンズ

ePHOZOzine に、ソニーの標準ズーム「FE24-70mm F2.8 GM」のレビューが掲載されています。

Sony FE 24-70mm f/2.8 G Master Lens Review

  • このレンズは大きくかなり重い(886g)が、造りは非常に良い。フォーカスリングはモーター駆動で、非常にスムーズだ。ズームリングはかなり重い。
  • 逆光耐性は非常に優秀で、全く問題はない。
  • ボケ味の良さはソニー自身が強調しており、私もこれには同意で、このレンズのボケは美しい。
  • 歪曲は24mmでは-3.01%のタル型で、建築物では目立つが、これは後処理で補正できる。35mmでは+0.827%の糸巻き型で、ごくわずかだ。50mmでは+2.33%の糸巻き型、70mmでは+2.21%の糸巻き型で、24-70mmのズームレンズとしては歪曲は良好に補正されている。
  • 24mmの中央の解像力は、開放からF4では際立っており、それ以上絞ると回折の影響で解像力は下がるが、F16までは素晴らしい値を維持している。隅は、開放からF11までは素晴らしい値で、F16ではとても良好な値だ。
  • 50mmの中央の解像力は、開放からF11までは素晴らしい値で、F16ではとても良好な値だ。隅は開放からとても良好な値で、F4からF11では素晴らしい値になる。
  • 70mmの中央の解像力は開放ではとても良好で、F4からF11では素晴らしい値になる。隅は解像力が少し低くなるが、F2.8からF5.6では良好な値で、F8からF11ではとても良好な値だ。70mmでは、若干解像力が低下するが、中央は非常に良好な性能を維持している。
  • 倍率色収差は、24mmでは中央は良好だが、周辺部はあまり良く補正されていない(約2-2.5ピクセル)。しかし、これは後処理で補正可能だ。
  • 他の24-70mmと比べると、このレンズは実に優れた性能だ。価格は1799ポンドで、他社の同クラスのレンズよりも高価だが、ソニーは性能ではそれらのレンズをしのいでる。
  • ズームレンズは性能的に強い部分と弱い部分を持っているが、このソニーのG Masterレンズには不満な点はほとんど無い。ボケは実に美しく気品にあふれており、全体的な見栄えはとても素晴らしい。このレンズは、高解像力で卓越したボケを持つ極上の標準ズームだ。
  • 良い点:際立った中央の解像力、フレアが出ない、中央の色収差が少ない、美しいボケ、鏡筒の造りがハイクオリティ、静かなAF。
  • 悪い点: 価格、隅の色収差、重く大きい。

 

GMシリーズのレンズはどこのレビューでも高評価ですが、このePHOZOzineでも非常に高い評価になっています。

このレンズの解像力は中間域から広角側は隅まで極めて高く、望遠端では少し隅が甘くなりますがそれでも十分な解像力で、全体としては非常に優秀という印象です。GMシリーズのレンズは高い解像力と、ボケ味を両立しているのが素晴らしいですね。