ハッセルブラッドX1Dに関する質疑応答のまとめ

Photo Rumors に、ハッセルブラッドの中判ミラーレスカメラ「X1D」に関する質疑応答のまとめが掲載されています。

Hasselblad X1D camera Q&A

  • いくつかのWebサイトにハッセルブラッドの幹部のX1Dに関するQ&Aが掲載されている。以下は、その中からのいくつかの引用だ。
  • (X1Dは富士フイルムとの共同開発なのか?)富士フイルムとは最高の関係にあるが、この製品の開発と製造は完全にスウェーデンで行われており、日本の日東で組み立てられている。富士フイルムは、X1Dに全くかかわっていない。
  • (X1Dのターゲットは?)既存の顧客をターゲットにしているが、同時に中判カメラにアップグレードしたと思っているハイアマやプロもこのカメラを購入すると見込んでいる。
  • (新しいレンズ群のクオリティは?)新しいXCDレンズは、Hシリーズのレンズ群と同じレベルの性能だ。
  • (今年の後半に何か登場するのか?)フォトキナで更なるサプライズがあるだろう。
  • (XPanのレンズ群が使用できるデジカメを作って欲しい)6x6版のリクエストは多いが、我々が6x6のセンサーを開発しなけれならないので、これは財政的に全く無理なことだ。6x6版を求める人の多くが、これに必要な金額を支払うとは思わない。
  • (X1Dのパーツのいくつかは社外で造られているのか?)イエスだ。しかし、全体のメカの設計はスウェーデンで我々自身が行っている。シャッターは完全に社内で開発されており、ユーザーインターフェースの設計も同様だ。
  • (AFについて)像面位相差AFを導入したいが、センサーメーカーの対応を待たなければならない。
  • (コンパクトなレンズやズームレンズの予定は?)近日中に30mmの広角レンズを発表する。更なるXCDレンズ群が来年に登場するだろう。ズームレンズは、このようなコンパクトなカメラの中判用レンズを開発するのは困難だ。
  • (シャッタースピードは理論的には将来はもっと高速化できるのか?)可能だ。

 

ハッセルブラッドは富士フイルムとの共同開発を強く否定しているので、X1Dに関しては富士フイルムは関わってないと見てよさそうですね。

X1Dのレンズは、フォトキナで30mmまでに発表され、来年は更に新しいレンズ群が登場するということなので、比較的短期間で必要なレンズが揃いそうです。

なお、最後の2つの項目は公式フェイスブックのQ&Aから追加しました。