DxOMarkにオリンパスPEN-Fのスコアが掲載

DxOMark に、オリンパスPEN-Fのセンサースコアとレビューが掲載されています。

Olympus PEN-F Sensor Review: Style and substance

 

 PEN-F     GX8     E-M10II   E-PL5    E-P5  
Overall Score
(センサーの総合点)
74 75 73 72 72
Color Depth
(色の再現域と分離)
23.1 23.5 23.1 22.8 22.8
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
12.4 12.6 12.5 12.3 12.4
Low-Light ISO
(許容できる最高ISO感度)
894 806 842 889 895

  • PEN-Fのスコア74は、オリンパス機ではトップで、OM-DシリーズのカメラやE-P5よりもわずかにリードしている。PEN-Fは20.3MPになったが、色再現、ダイナミックレンジ、高感度のスコアは16MPセンサーと同程度で、高画素化による顕著なインパクトは無い。
  • PEN-Fの実効感度は、ISO200と拡張感度のLOWでいずれも同じISO91で、両者に差は見られない。ダイナミックレンジはLOWの時が最高(12.3EV)で、感度が上がるにつれて直線的に低下し、ISO800では11.4EVになり、ISO3200では10EVを下回る。ISO25600では、ダイナミックレンジは6.9EVまで低下する。
  • 色再現はISO1600未満では21bitの良好な値が保たれている。
  • 最近のオリンパスの16MPセンサーのスコアは70台の前半から中程だったが、新しい20MPセンサーも16MPセンサーと非常によく似た値で、最低感度では色再現・ダイナミックレンジ・高感度の性能は同程度だ。高感度では20MPセンサーは、ダイナミックレンジは16MPセンサーと変わらないが、色再現はISO1600-ISO25600の間で1段分改善している。
  • PEM-N-FとパナソニックGX8の20MPセンサーと比較すると、両者のスコアはほとんど同じで、この2つのセンサーは基本的に同じものである可能性が非常に高い。ダイナミックレンジは全てのISO感度でほとんど同じだが、PEN-FはISO1600以上の色再現が改善されている。
  • PEN-Fの20MPセンサーは、オリンパスで最も高画素なだけでなく、DxOMarkのスコアもこれまでのオリンパス機の中で最も高い。従来の16MPセンサーからの改善は控えめだが、高感度での色再現は明確に改善しており、これは多くのフォトグラファーに歓迎されるだろう。

 

PEN-Fのセンサーはこれまでの16MPのセンサーのスコアをわずかに上回っていて、ダイナミックレンジや高感度の性能に影響を与えずに20MPに高画素化されているようです。

色再現に関しては高感度では大幅に改善されているので、この部分は新しい20MPセンサーの明確なアドバンテージと言ってよさそうです。