ニコンAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDは所有する価値のあるレンズ

ePHOTOzine に、ニコンの中望遠単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED」のレビューが掲載されています。

Nikon AF-S Nikkor 105mm f/1.4E ED Review

  • 鏡筒はしっかりとした造りで、とても大きく重い。テスト機のD810との組み合わせでは、重いがバランスは非常に良く、長時間の使用でもとても快適だ。
  • フォーカスリングは十分な重さがあり、ピントを非常に正確に合わせることができる。フォーカシングはインナーフォーカスだ。
  • AF速度は良く言って中程度の速さで、作動音は静かだが若干聞こえる。AFは確実に被写体にロックする。
  • 解像力は、中央は開放からF11まで素晴らしい値(excellent)だ。隅の解像力は開放で既にとても良好な値(very good)で、F2からF11では素晴らしい値(excellent)になる。F16からは回折の影響が見られる。このレンズは、どの絞り値でも全く申し分なく実用になる。
  • 色収差は非常に低い値で、隅でさえ非常に素晴らしい値なので、色収差が出やすい厳しい条件でも、色ズレのないクリアな画像が得られるだろう。
  • レンズ構成は非常に複雑だが、コーティングが良い仕事をしており、逆光でもフレアは全く見られない。
  • ボケは、非常に滑らかで満足のいくものだ。
  • 105mm f/1.4E は間違いなく素晴らしいクオリティのレンズで、美しい画像が得られる。疑問符が付くのは価格と、そして、恐らくVRが無いことだろう。そうは言っても、もし、このレンズが必要でこの価格が許容範囲なら、このレンズはとても特別なレンズで所有するだけの価値は十分にあるだろう。
  • 良い点:素晴らしい解像力、色収差が少ない、逆光耐性、静かで正確なAF、ハイクオリティな造り、美しいボケ。
  • 悪い点:価格が高い、手ブレ補正が付いていない、防塵防滴ではない。

 

このレンズはF1.4の大口径にもかかわらず、絞り開放から中央はもちろん隅まで高い解像力を維持しているのはすごいですね。サンプルを見る限りでは、ボケは非常に綺麗で、小さくボケている部分でもうるさくならないので、とても使いやすそうです。

悪い点として価格の高さが指摘されていますが、F1.4の大口径でこれだけのクオリティのレンズなので、この価格でも納得する人は多いかもしれませんね。