1枚で焦点距離を変えられる「液体レンズ」技術が発表

PCWatchに、ユタ州立大学が発表した「液体レンズ」技術の概要と試作レンズの画像が掲載されています。

電子制御で度数を変えられる次世代メガネを実現する「液体レンズ」技術

  • ユタ州立大学のCarlos Mastrangelo博士らによって発表された「液体レンズ」技術は、アクチュエータに接続された2枚の透明な膜の間にグリセリンを注入したものでアクチュエータを適切に駆動することにより、1枚のレンズで複数の焦点距離、すなわち度数を得られるというものだ。
  • 日常で目にする焦点距離を変えられるレンズと言えば、一眼レフカメラのレンズなどだ。それらは複数のレンズを組み合わせ、レンズ間の距離を適切に調整することで望んだ合成焦点距離を得る。今回発表された技術は、電子的に制御されたレンズ自体が変形し焦点距離を変え、視野全体で望んだ度数が得られることを目標としたものだ。
  • 試作品は直径32mm、厚さが8.4mm、度数は最大5.6D(ディオプター)となっており、レンズ本体の重量は14.4gにすぎないと、メガネへの応用に望ましいとされた。

 

液体レンズの技術は、以前にソニーやサムソンなどの特許で目にしたことがありますが、実用的なサイズで試作品が出来ているということは、製品化もそれほど先のことではないかもしれませんね。

この技術は、特にメガネへの応用が想定されているようですが、写真用レンズに利用できれば、革新的なレンズができるかもしれませんね。

liquid_lens_20170130.jpg

2017年1月30日 | コメント(22)

コメント(22)

メーカー各社はレンズ開発にしのぎを削っていますが、どうあがいても良いレンズは重くてデカくなってしまうのが現状です。今回紹介された液体レンズやメタルレンズのようなブレークスルーが待たれる訳ですが、日本の大学が登場しないのがちょっと寂しいですね。

重力の影響はどうなのでしょうね?
メガネにせよ、撮影レンズにせよ、地面に対して垂直に近い向きで使用する訳ですから…ちょっと気になりますね!(^_−)−☆

防水カメラなど
固定されたスペースでの応用で色々な可能性が出て来ますね

マクロレンズの接写など
収差の補正も 自由に度数を変えられるのなら
カメラ側のセンサーで収差を分析して撮影に応じて
適切な収差補正を その場で出来る可能性も出て来ますね

非常に面白い技術ですね。
もし実用化に至れば、従来のカメラレンズに対する「大きく重い」という負のイメージを払拭でき、カメラ産業の再興に繋がります。
願わくば、日本の大学や企業が研究開発をリードしてほしいのですが、難しいですね。

あとは球面センサー(曲面センサーでなく)ができればレンズ一枚だけでズームできて収差極小のカメラできますね(^^)/

経年劣化というものは存在しないのでしょうか?
よくレンズは資産と言いますが、液体レンズに劣化はないのか気になります。
コンバータとかに使えたら面白そうです。

カメラだと使い出が不明ですが、ズーム眼鏡って面白そうですね。
高齢化社会ってのも有るし、攻殻機動隊みたいに
なるのかもしれませんね。

へえーーそんなんあるのかぁ・・・
新しいのが出来てきてるんやなぁ・・・

先のこととは思うが
もし一眼のレンズに使われたら どうなるのか楽しみ

薄型くできるから、スマホ用のズームレンズにいいんじゃないですかね。

デジカメのセンサーは半導体ですからパソコンのCPUのようなノリでどんどん高画素化が出来ますが、レンズはそうは行きません。
より高画素に対応するには、より大きくより高額なレンズが必要です。
センサーは際限なく高画素化できますが、レンズを際限なく大型化するわけには行かないでしょう。
従来以上の解像力を持ったレンズを従来より小さいサイズで実現する技術革新には大いに需要があると思います。
それを使って従来と同じサイズのレンズを作れば、従来品と比較にならないほど高精細なレンズも作れるでしょうし。

ただこの液体レンズ技術をカメラ用レンズ製品として使用するには曲面の精度が非常に高い必要がありますし、表面形状が変化しても破損しない専用の多層コーティングを開発する必要もありそう。
すぐさまカメラ向けに実用化とは行かないでしょうね。

これはまたスマホのカメラがレベルアップしそうで「スマホで十分」と感じる人がより増えそうですね。
しかし同時に大サイズセンサーのレンズにも大きな恩恵がありそうで、また現在のレンズもそれはそれで価値ある存在になるような気もしますね。

カメラ用レンズとしても面白いですが、遠近両用メガネにピッタリですね。最近、老眼なもんで。

先日、WBSだったか、テレビでやっていましたが、
遠近両用メガネ用に考えていると言う事で、
まずは、眼鏡向けで、カメラ用には画質の問題もあり、
実用されるかは考えていないようです。

グリセリンか。透明度と屈折率はどれくらいなんだろ。収差は工夫すれば抑えられるのかな?耐久性にも不安がありそう。

電圧かけなくても焦点距離を固定しておけるのが、この技術のキモですね。普段はバッテリーを消費しないので、電池が極小サイズでいけそう。

自分も遠近両用メガネ用の技術として期待です。
衰えた水晶体の代わりになってくれるのでは。

こういう技術は面白いかもですね。
個人的には、今後はスマホみたいにパンフォーカスで撮って、あとのピント位置やボケ味は、画像処理エンジンにやらせるみたいな方向になると思っていましたから。JPEGでもレンズ補正は当たり前ですし、RAW現像でもいろいろ補正するには当たり前な気がするので、レタッチの延長というよりは補正の延長として。
でもこういう技術がでてくるとしたら、まだまだ光学技術は進化しそうですね。
ただ私も流し撮りなど急激に動かしたら不安ですが、それは重力補正とかで対応するのかな?w

レンズ交換式カメラが駆逐されそうな脅威を感じます。

カメラ向けとメガネ向けでは必要とされる精度がかなり違うので、将来的にも一眼レフ等に使えるレベルになるかは分からないと思います。現在のレンズと同レベルの画質を確保するためにはかなり高度な画像処理がセットになるのではないでしょうか。
一方で監視カメラなどのように画像の質よりサイズや写ることが重要な分野では実用化に繋がるかもしれないですね!

工作をするので、常用メガネでなくて工作用にたとえレバーを動かしてでもピント調節ができるメガネが欲しいし、液体レンズを使えば作れるんじゃないかと目のピント能力が弱くなった20年前から考えていました。まだ、実用レベルではないでしょうが、こういう研究は期待します。でも人間の目ってすごいですね、これをやっているのですから。

液体で焦点が変わるメガネはすでに売り出されていますが、カメラのレンズとなると精度が問題になるでしょうね。

DVカセットのハンディカム1号機に採用されたバリアングルプリズムを見て、いつかは液体でピント合わせやズーム倍率を変えるレンズが、どこかが実用化するであろうことは想像していました。


コメントする

※コメントは承認後に表示されます。初めてコメントされる方はこちらをご一読下さい。
※同じ記事にハンドルを変更しながら投稿された場合は、コメントを削除します。
※記事の内容を無視したコメント、煽り・いやみ・皮肉・感情的なコメントは承認いたしません。

スポンサーリンク

月別アーカイブ

2018年
1月 2月 3月 
2017年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2016年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2015年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2014年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2013年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2012年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2011年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2010年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2009年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 
2008年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 

2018年3月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

このブログ記事について

このページは、2017年1月30日 に公開されたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「LEICA M10から動画機能を省略したのは顧客の要望が多かったため」です。

次のブログ記事は「オリンパスがCP+で新しいレンズロードマップを発表?」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

デジカメinfo topに戻る