ソニー「FE100mm F2.8 STF GM OSS」は美しいボケと際立った解像力を両立したレンズ

ePHTOzine に、ソニーのEマウント用のSTFレンズ「FE100mm F2.8 STM GM OSS」のレビューが掲載されています。

Sony FE 100mm f/2.8 STF GM OSS Review

  • 鏡筒のクオリティは非常に高い。操作部は全て滑らかに動く。重さは700グラムでα7R II とのバランスは良好に感じる。フォーカスリングは電動で、申し分の無い重さがある。
  • 中央の解像力はT5.6(開放)からT16で際立った値(outstanding)で、T22でも、まだとても良好な値(very good)だ。
  • 隅の解像力はT5.6(開放)で素晴らしい値(excellent)、T6.3からT11では際立った値(outstanding)で、T16では素晴らしい値(excellent)、T22ではとても良好な値(very good)だ。このレンズの解像力はとても素晴らしい。

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  • 倍率色収差は、中央は良好だが、隅はそれよりも高い値になる。しかし、幅が8000ピクセル近い大きさの画像のうちの1.5ピクセルなので、色収差はそれほど目立たない。
  • 歪曲は1.47%の糸巻き型で、中望遠レンズでは標準的だ。
  • 逆光では、厳しい条件でもフレアは目立たず、コントラストは良好に維持されている。
  • ボケは、非常にシャープな部分から完全にボケている部分までの移り変わりが美しく、素晴らしい効果をあげている。このレンズは解像力とボケの両方の分野で秀でている。
  • このレンズは驚くほど高性能な光学系で、また、アポダイゼーションフィルターによって、とても特別なものが追加されているのは間違いない。このレンズは、美しいボケだけでなく際立った解像力も実現している。間違いなく、エディターズ・チョイス(編集者賞)だ。
  • 良い点:際立った解像力、色収差が少ない、高速で正確なAF、防塵防滴、近接性能、手ブレ補正、よく考えられたエルゴノミクス。
  • 悪い点:価格が高い。

 

FE100mm F2.8 STFは、ボケの美しさが一番注目されていますが、解像力も開放から非常に高く、ボケ以外の光学性能も際立っていますね。

サンプルでは、シャープでコントラストも高く、発色も非常に美しいという印象です。大きなボケが綺麗なのはもちろんですが、ボケが小さいときにも、うるさくならないのはさすがですね。