Panasonic Leica 8-18mm f/2.8-4.0 Review
- 鏡筒は大部分が金属製で、造りは、パナソニックライカブランドへの期待通り、しっかりとしている。
- ズームリングとフォーカスリングは滑らかで正確に動く。鏡筒のAF/MF切り替えスイッチは、撮影中にAFとMFを頻繁に切り替える場合には便利だ。
- このレンズと、組み合わせるカメラは、小型のm4/3機よりも中型から大型のボディの方がいいだろう。
- 解像力はズーム全域で、絞り値にかかわらず画面全域で素晴らしい。解像力が最も高くなるのはF4とF5.6だが、F2.8とF8もピークの解像力からそれほど劣っていない。
- 最短撮影距離はズーム全域で23cm(最大撮影倍率0.12倍)で、クローズアップ撮影に便利だ。近接撮影では、開放絞りで、そこそこのボケも得られる。
- 周辺光量落ちと、歪曲、色収差は、全て良好に補正されているが、光源を直接画面に入れると、ゴーストとフレアが出ることがある。
- AFは速く正確で、作動音は静かだ。
- 8-18mm F2.8-4は、オリンパスの7-14mm F2.8 PROよりは安価で、7-14mm F2.8よりも若干シャープだ。
- 8-18mm F2.8-4をテストする前には、m4/3システムには既に3本の広角ズームがあることを考えると、何も新しいものはないと思いこんでいたが、このレンズを数週間使ってみて、考えが変わった。このレンズは光学性能が際立っているだけでなく、オリンパスの7-14mm F2.8と比べると非常に軽量コンパクトだ。もう1つのアドバンテージは、フィルターが装着できることで、NDフィルターを使用する際にサードパーティー製のアダプターを購入する必要が無い。唯一の欠点は、F値がF2.8通しでないことだ。
このレンズは、他のサイトのレビューでも高い評価を得ていますが、ここでも極めて高い評価のようです。高い光学性能に加えて、スペックの割りに軽量なことと、フィルターが使えることも大きな利点ですね。
みや
遅れて予約した為、まだ入手しておらず実機体験できていませんが、兄弟分12-60を使う感じからは想像通りの評価。オリの7-14を越える云々は、ちょっといい過ぎの気もしますが。
この調子で50-200も同等の性能を期待したいのですが、100- 400、100-300など、パナは望遠系に不得手な印象も。
ともあれ、オリプロトリオを使いつつも、別の味わい求めパナライカトリオ揃え始めたゆえ、期待してます。
ライト
M4/3は携帯性等の使い勝手がいいから選ばれるという面もあるかと思いますが、このレンズは防塵防滴で前面にフィルターも装着できるので、それでいてこの描写力に鏡筒デザインにライカというので色々満たしてくれそうですね。
F2.8-4レンズはいい調子で、50-200mmも今から期待してしまいますね。
tomtom
もちろんテストでは解像や収差などの性能面での評価ですが、このレンズ含めてPana Leicaはそれだけではない魅力があると思います。無印PanaレンズやOlympusレンズとも違った、濃厚な色のりも魅力と思います。8-18/F2.8-4.0、12/F1.4、15/F1.7、25/F1.4、42.5/F1.2、マクロ、望遠ズームとPana Leicaが充実してきているので、動画でもシーンによる色の統一が図れてよいですね。
25mm/F1.4(200g)を光学性能アップして300g位でリニューアルして欲しいです。
えんさん
オリ機(E-M1 mark2)ユーザーですが、8-18mm/F2.8-4.0は大変魅力的です。
オリンパスのプロレンズ、確かに写りは非常に良いですが、シャープすぎる感があるのと、やや重いのが難点です。
広角レンズはまだ持っていないので、比較的軽くレンズフィルターがつけられるという点で、本命のレンズといって間違いありません!
みや
えんさん
初代EM1には、オリンパスプロシリーズが最適。かりかり同士の組み合わせゆえ。
が、m2には、むしろパナライカシリーズのほうが合う印象あります。オリンパスでセンサーのチューニング変えたらしく、センや色の描写に明らかな違い。併用中の個人的な感想ですが。