ソニーα7R III のダイナミックレンジはα7R II から1/2EV改善している

dpreview に、ソニーα7R III のダイナミックレンジのテスト記事が掲載されています。

Sony a7R III dynamic range improved, nearly matches chart-topping Nikon D850

  • ソニーはα7R III のダイナミックレンジは15EVだと主張しているが、これは本当なのだろうか? ソニーは旧型よりもファイルの読み出しノイズを低減し、最終出力のダイナミックレンジを拡大し、シャドー部をよりクリーンにする方法を見つけている。
  • 結果をまとめると、α7R IIIの最低感度のダイナミックレンジは、ピクセルレベルで13.6EV、DxOのテスト方法(8MPの縮小画像)で14.8EVだ。どちらにしても、ダイナミックレンジは旧型のα7R II から1/2EV近く改善しており、フルサイズでトップのD850に匹敵する性能だ。
  • トップのD850は、最低感度がISO64であることに注意して欲しい。実際、ISO100では、驚くほど少ない読み出しノイズのために、α7R III がD850のダイナミックレンジを超える。これはライブビューで常にセンサーから読み出しをしているカメラとしては、素晴らしい結果だ。

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  • 低感度では、α7R III がα7R II から1/2EV近くダイナミックレンジを拡大していることが分かる(青がα7R III、赤がα7R II)。そして、α7R IIIでは、高感度性能は全く犠牲になっていない。

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dpreviewのテスト結果では、α7R III のダイナミックレンジはα7R II からかなり改善しているようで、最低感度がISO100にもかかわらず、ISO64のD850に迫る優秀な値になっているようです。低感度のダイナミックレンジを大きく伸ばしながら、高感度が悪くなっていないのは素晴らしいですね。