ソニーα7R III のダイナミックレンジは最大0.4EVの改善

Photons to Photos に、ソニーα7R III のダイナミックレンジのテストの完全版が掲載されています。

Photons to Photos (以下SonyAlphaRumorsより)

  • Photons by Photos がα7R III のダイナミックレンジを計測しており、結論は次の通りだ。

    1)最低感度からISO400まではα7R III がα7R II に優っている。ISO800以降は、両者にほとんど差はない。
    2)α7R III とα7R II のダイナミックレンジの差は最大で0.4EV

    ソニーの主張するα7R IIからの1EVの拡大には全く届かないが、ソニーの主張は忘れて、α7R II の時点で既に世界でトップクラスのダイナミックレンジだったという事実に着目しよう。なので、1/2EVの改善は素晴らしい成果だ。

    アップデート:α7R III は全体的なダイナミックレンジの性能でD850も打ち負かしている。

a7riii_vs_a7rii_drangecomp_010.jpg

a7riii_vs_D850_drangecomp_010.jpgPhotons to Photosの初期のα7R III のダイナミックレンジの値(少ないデータからの推測値)では、「α7R II との差は無い」と述べられていましたが、今回の完全版のテストでは0.4EVの改善が見られるということで、dpreviewのテスト(0.5EVの改善)とほぼ同じ結果になっているようです。

これは、ソニーの公称値1EVには及びませんが、SARも言っているようにα7R II の時点で優秀なセンサーなので、非常に優秀な性能と言ってよさそうです。