パナソニックが「DC-GH5S」を正式発表

パナソニックが、より低照度に強いm4/3カメラ「DC-GH5S」を海外で正式に発表しました。

Panasonic announces Lumix DC-GH5S, an even more video-focused GH5 (dpreview)

  • パナソニックは、GH5の派生機となる、より動画志向の強いLUMIX DC-GH5Sを発表した。GH5Sは細部の小さな違い以外はGH5と同じ外観だが、低輝度性能を極限まで追求した設計になっている。
  • GH5Sは4/3よりも若干大きい低画素の12.5MP(有効~10.2MP)センサーを採用しており、マルチアスペクトで同じ画角を維持できる。DCI 4Kの最大フレームレートは60fps(GH5は24fps)に改善されている。
  • センサーは、パナソニックがデュアルネイティブISOと呼ぶ、デュアルゲイン機能が採用され、2つの独立した読み出し機構(1つは低感度時のダイナミックレンジを最大化し、もう1つは高感度時のノイズ低減を最優先にしている)を搭載している。
  • 手ブレ補正機構は、浮いているセンサーとドリーとの好ましくない相互作用を防ぐためと、プロはジンバルの使用を好むために省略されている。
  • V-LOGはGH5は別売だったが、GH5Sには標準で搭載されている。
  • AFはGH5Sでは-5EV(GH5は-4EV)に対応している。
  • フルHDの可変フレームレートは、240fpsになっている。EVFのリフレッシュレートは120fpsで、スチルは14bitで撮影が可能だ。また、タイムコード in/out機能が採用されている。
  • GH5Sの価格は2499ドルで、(北米の)発売は2月2日になる。

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海外でGH5Sが正式発表されましたが、噂通り高感度性能を追求したカメラのようですね。有効10MPの低画素センサーと、パナソニックの業務用機で採用されていたデュアルネイティブISOの組み合わせで、どれだけ高感度性能に強くなっているのか興味深いところです。

手ブレ補正に関しては、ジンバルの使用を前提に省略されているようなので、GH5Sは完全にプロやハイアマの動画作成者をターゲットにしたカメラですね。