PENTAXの新世代の★レンズは規格基準値を引き上げつつ味も追求している

Photo of the Day に、PENTAX-D FA★50mmF1.4のレビューの続きと、リコー(ペンタックス)のレンズ開発に関するいくつかの情報が掲載されています。

PENTAXの新型★50mmF1.4レンズ ━━ その4(終)

  • 逆光に強いレンズだ。この★50mmF1.4に限らず最近のPENTAXのレンズはズームであっても、ほんとゴーストが出にくくなった。
  • ぼけ味はナチュラルで上品。図々しくなく、柔らかなぼけでぼくは好き。
  • ニコンは「OPTIA」、オリンパスは「収差測定器」などの最新鋭検査器を使っているが、PENTAXはというと、昔ながらのオーソドックスなレンズ設計と生産を続けていて、人間的な、情緒的な"味"のあるレンズを作っているような気もする。
  • リコーは「新世代の★レンズをめざして」あらためて★レンズの規格基準値を見直して、基準値を従来からぐんと厳しくしたそうだ。
  • 新★レンズの基準値がより厳格になったからといって、PENTAXレンズの「味」が失われることはないと思う。 PENTAXレンズは、見かけ上の解像感を狙ってコントラストやシャープネスを強くするレンズ設計をするのではなく、素材重視と言えばいいか、階調再現性や抑えめなコントラストに重点を置いて愚直なレンズ設計スタイルを守り続けているようだ。
  • 「HD PENTAX DA★11~18mmF2.8(仮称)」は、DAレンズにしては大きい。PENTAXは小型軽量とは"縁を切り"、描写性能のためには大きくても重くてもいいじゃないか、と方向転換したかのようです(ぼくの勝手な思い込みかもしれないけど)。

 

★レンズは規格の基準値を大きく引き上げたということなので、今後登場する★レンズの性能には大いに期待できそうです。新しい★レンズ群が、解像力を高めつつ、ペンタックスらしい味のあるレンズになれば理想的ですね。まずは新しい50mmF1.4の発売が楽しみです。