パナソニック「50-200mm F2.8-4 OIS」は望遠端でも非の打ち所のない解像力

LensTip に、パナソニックの「LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F/2.8-4 ASPH. POWER O.I.S」のレビューが掲載されています。

Panasonic Leica DG Vario-Elmarit 50-200 mm f/2.8-4 ASPH.

  • 手ブレ補正はレンズ単体で最大4.3段分の効果で、これは素晴らしい結果だ。デュアルISを使用すれば、効果は更に高くなる。
  • 中央の解像力は、ズーム全域で開放から60lpmmかそれ以上(良像の基準値は48-50lpmm)で、とても良好だ。絞ると解像力は急上昇し広角端では80lpmmに近い値(望遠端では74lpmm前後)になる。この値は解像力のレコード(最高記録)を破ってはいないが、m4/3のレコードはF2.8付近で記録されるので、この明るさのレンズではレコードはほとんど期待できない。このレンズは、200mmでも非の打ち所のない素晴らしい解像力を実現している。

panasonic_50-200f28-4_center_mtf.jpg

  • 隅の解像力は開放から50lpmmを超えており、華々しさは無いが、とてもしっかりしている。ここではズームの中間域の解像力が高い。これはズーム中間域の倍率色収差が少ないためだ。

panasonic_50-200f28-4_corer_mtf.jpg

  • 軸上色収差は、非常に良く補正されており問題はない。特に200mmでは若干ボケに色が付くが、顕著なものではなく実写では気付かないだろう。
  • 倍率色収差は、広角端では「中程度」のレベルに近い値だ。望遠端では広角端よりも少し良好な値で、中間域では非常に低い値になる。
  • フォーカスシフトは全く見られない。
  • 歪曲はJPEGではズーム全域でほとんどゼロだ。RAWでは50mmで+0.60%、100mmで+0.71%、150mmで+0.85%、200mmで+0.88%でどの条件でも1%を超えず、歪曲の補正は素晴らしい。フルサイズ用のこのクラスのレンズは、焦点距離によっては歪曲は1%を超える。
  • コマ収差は広角端で若干見られるだけで、非常によく補正されている。ここでは非常に高い評価だ。
  • 非点収差は9.5%で、中程度の大きさだ。非点収差は中間から望遠端が大きく、広角端では少ない。
  • 玉ボケはまずまず良好だが、輪郭が付き、同心円状の模様も見られる。
  • 周辺光量落ちは、広角端では開放で39%(-1.43EV)、望遠端では34%(-1.18EV)で、JPEGでもRAWでもほとんど差はない。周辺光量落ちは妥当な値で、フルサイズ用の100-400mmクラスのレンズよりも良好だ。
  • 逆光耐性は広角側では平均的だが、望遠側(150-200mm)では若干悪化する。しかし、幸いなことに望遠側では太陽が画面近くに来るケースは稀だ。全体として逆光耐性は他のこのクラスの望遠ズームと大きくは変わらない。
  • AFは完全に無音でレンズが移動する音すら聞こえない。最短から無限遠までは0.4-0.5秒で、AFは申し分無い速さだが、暗所での望遠端の撮影など条件が悪いとしばしば迷いが見られた。しかし、スタジオテストや屋外のサンプル撮影ではAFに全く問題はなかった。
  • このレンズは「良い点」が非常に多く、「悪い点」は、正直言ってこのレンズには大きな欠点は無いので、無理に追加したものだ。フルサイズ用の100-400mmと比べて、このレンズは本当に小さくて便利だ。また、明るいのでテレコンが使えるのも便利だ。
  • 良い点:しっかりとしたハイクオリティな造りの鏡筒、中央の非常に良好な画質、隅の妥当な画質、倍率色収差が適切に補正されている、軸上色収差がわずか、球面収差の問題が見られない、歪曲が気にならない、コマ収差がわずか、素晴らしい手ブレ補正、速く正確で静かなAF。
  • 悪い点:ズーム中間域の非点収差が少々大きい、逆光耐性が今一つ。

 

50-200mm F2.8-4は、実写サンプルではLEICAブランドのレンズらしくボケが綺麗で雰囲気のある描写をするレンズという印象でしたが、解像力も開放からズーム全域で高い値で、スタジオテストの数値でも非常に優秀なレンズのようですね。

非点収差と逆光耐性が「悪い点」に挙げられていますが、それほど深刻なものではないようで、大きな欠点の無いレンズのようです。

2018年7月 1日 | コメント(9)

コメント(9)

絞るにつれて顕著に解像度の上がる望遠レンズというのは、マイクロフォーサーズでは珍しい気もします。
それもシャッター速度の欲しい望遠で。…これは、ついに有機センサーの実用が秒読み段階に来ている事の証左と言えるのかも知れませんね。

昨日、通販で注文したところなので、嬉しい情報でした。1.4倍テレコン付けて換算560mmの鳥用サブレンズの位置付けです。1.4倍の写り次第で2倍にも挑戦しようかと。とにかく、小型軽量、高品質が魅力です。

記事に乗せられて買うことにします(^^)

このレンズを少し使う機会があったのですが、とても官能的な写りをします。絞れば解像度がかなり高いのは計測通りでした。パナソニックのライカ銘のレンズは良いレンズが多いですね。

センサーサイズが小さいので35mm判換算100-400mm相当でF2.8-4のスペックのレンズがこのサイズこの性能この価格で実現できるのは大きな強みですね。
1.4×テレコンで35mm判換算140-560mm相当でもF4-5.6で留まるのもいいところだと思います。
センサーの高感度耐性がより上がればより使いやすくなりますね。
ただ三脚座がないのは人によっては惜しく感じるところかもしれませんね。

今日届きましたが台風の影響でしばらく撮影出来そうにないです。
マップカメラのレビューも上がっていましたがかなり楽しみです。

100-400持っているのでどうしようかとずっと思っているところです。明るいオリンパスに浮気しようかと思っていましたが、やっぱしこの50-200も良いですね。
15万位に早くならないかなぁ。

動画ズーム時のフォーカスズレってどんなものなんですかね?

OMD EM-1 mk2との相性はどうなんでしょうかね?

1600万画素のE-M5 Mark II で解像度を測定しているようなので、比較はできないですけど、オリンパスの50-200mm/F2.8-3.5SWDより優れているんでしょうかね?


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このページは、2018年7月 1日 に公開されたブログ記事です。

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