EOS Rシステムへのボディ内手ブレ補正の搭載はカメラの性格などで判断して選択していく

マイナビニュースに、キヤノン開発陣の主にEOS Rに関するインタビューが掲載されています。

キヤノンに聞くEOS R開発秘話

  • EOS Rのセンサーは、画素数はEOS 5D Mark IVと同じだが、センサー自体は新開発。新しいデュアルピクセルCMOS AFの採用やEOS Rシステムに合わせたマイクロレンズの配置など、中身は大きく変わっている。
  • DIGIC 8は従来よりも処理性能を大幅に引き上げられ、RFレンズの装着時にデジタルレンズオプティマイザの機能がリアルタイムに、より高速に実現できるようになったほか、デュアルピクセルCMOS AFの性能アップにも貢献している。ノイズリダクションの性能も強化しており、EOS 5D Mark IVに比べて常用ISO感度が1/3段アップした。
  • EFマウントの一眼レフよりも、総合的な画質は、基本的にEOS Rのほうが上回る。一番の違いを生み出しているのがデジタルレンズオプティマイザで、レンズから来る情報をリアルタイムで処理できるようになった。
  • EVFはアイポイントにこだわった。視野角を追い求めずに、離れた位置からでも四隅が見えるようにこだわって設計したため、メガネをかけていても隅々までしっかり見える。
  • コントロールリングの制御には新しいマウントで増えた接点を利用しているので、EFレンズにコントロールリングを搭載する可能性は基本的にはない。
  • ボディ内手ぶれ補正機構を搭載するとなると、大きさやコスト、発熱などの課題を乗り越えなければならない。もちろん、ボディ内手ぶれ補正機構を載せないということではない。カメラの性格などを判断して選択していく。ボディ内手ぶれ補正のメリットも十分承知しているので、それを含めて今後検討していくことになる。
  • まずは、バランスの取れた真ん中のクラスとしてEOS Rを投入するが、当然ながらそれよりも上位や下位の機種も考えてはいる。
  • EOS Rシステムを使ったCINEMA EOSは考えている。EOS Rシステムとして8Kも想定している。

 

EOS Rシリーズでは、ボディ内手ブレ補正の搭載はカメラの性格などで判断して選択していくということなので、将来は、ボディ内手ブレ補正が搭載されている機種とされていない機種の両方がラインナップされる可能性が高そうですね。