富士フイルムが「X-T3」を正式発表

富士フイルムが、新型の26MP裏面照射型センサーを採用したX-T3を正式に発表しました。

ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T3」

  • 新開発の2610万画素裏面照射型「X-Trans CMOS 4」センサー(APS-Cサイズ、ローパスフィルターレス)を搭載。従来は拡張感度であったISO160を常用感度として使用可能。
  •  新開発の画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、「フィルムシミュレーション」に、「モノクロ調整」機能を新たに追加。
  • 「カラークローム・エフェクト」機能を「Xシリーズ」として初搭載。
  • 位相差画素数を現行比約4倍の216万画素に増やしたことで、像面位相差AFエリアを画面全域(約100%)に拡大。位相差AFの低照度限界を従来の-1EVから-3EVへ拡張。「X-Processor 4」による高速処理と、位相差AF演算アルゴリズムの改善により、AF/AEサーチ回数を現行比約1.5倍に増加。動く人物への顔検出性能は現行比約2倍に向上。
  • ファインダー倍率0.75倍、369万ドットの高倍率・高精細のEVFを搭載。表示タイムラグは0.005秒、表示フレームレート約100フレーム/秒。画面に1660万画素(1.25倍クロップ)相当のフレームが表示される「スポーツファインダーモード」機能を新搭載。
  • 電子シャッターを使用することで、1660万画素(1.25倍クロップ)相当のフレーム内を最速30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写を行うことが可能。
  • シャッターボタンを半押しした時から撮影を開始し、シャッターボタンを全押しすることで撮影画像が記録される「プリ撮影」機能を新搭載。
  • ミラーレスデジタルカメラで世界初となる4K/60P 4:2:0 10bitのカメラ内SDカード記録に対応。さらに、より多くの色情報を記録できる4K/60P 4:2:2 10bitHDMI出力にも、APS-Cサイズ以上のセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラとして世界で初めて対応。
  • 読み出し速度は現行比約1.5倍高速化したことで、4K/60Pでの撮影時は約17msecの高速読み出しを実現し、ローリングシャッター歪みを低減。

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X-T3は噂通りのスペックで、ブラックアウトフリーの30コマ/秒の高速連写や、プリ撮影機能、AF性能の改善、EVFの改善など、X-T2から大幅に進化しているという印象です。動画の4K60P 10bit内部収録もすごいスペックですね。

X-T3の価格は最安値で税込みで約18万円で、X-T2の初値よりも1万5000円程度高くなっているようです。