オリンパスはm4/3システムの開発に専念する

camerajabber に、オリンパス映像事業ユニット長の杉本繁実氏のインタビューが掲載されています。

Olympus: Full-frame is good for Micro Four Thirds 

  • オリンパスは、小型軽量化が実現できるマイクロフォーサーズシステムに専念する。マイクロフォーサーズシステムの大きさと重さのアドバンテージは明らかだ。
  • 最近のフルサイズカメラ発表の嵐は、映像産業にとって良いことだと考えている。これはカメラへの興味を引くことに加えて、多くの人にミラーレスへの移行も促すことにもなる。
  • マイクロフォーサーズマウントは、センサーの2倍近い大きさがあり、エンジニアが大口径レンズの光学設計をする際の自由度が非常に高い。
  • ユーザーがより高性能な望遠レンズを求めていることは分かっており、これはオリンパスが改善し成長させたいと思っている領域だ。(インタビューアー:従って、近い将来に何らかの望遠レンズの登場が期待できると思われる)
  • オリンパスは三脚を持ち歩く必要性を大幅に減らしたいと考えており、これには手ブレ補正システムの開発が重要になる。手ブレ補正の強化で課題になるのは、手ブレ補正の性能とサイズとのバランスを取ることだ。現在の技術を使って手ブレ補正を強化すると、カメラやレンズが大きくなってしまうが、オリンパスには大きさを維持したまま手ブレ補正を強化する新技術がある。
  • インタビューアー:オリンパスは新製品に関しては何も言わなかったが、2019年はオリンパスの100周年記念で、来年5月に開催されるフォトキナでは大きな発表が確実だ。

 

オリンパスはマイクロフォーサーズに専念するということなので、現時点では、近日中のフルサイズ市場への参入はなさそうな雰囲気ですね。

また、オリンパスは、今後も得意な手ブレ補正システムの改善に注力していくようですが、ボディやレンズの大きさを維持したまま補正効果を改善する新技術がどのようなものなのか興味深いところです。