キヤノンのエンジニアが「大物に期待して欲しい」と発言

DPReview に、キヤノンEOS Rの開発スタッフのインタビューが掲載されています。

Canon's engineers talk about the EOS R project

  • 新しいRFマウントでは、従来は(レンズ設計で)非常に多くの課題を抱えていたのと比較して、28-70mm F2のようなレンズを比較的容易に開発することができる。また、RFマウントでは通信チャンネルを8から12に増やし、より多くの情報をカメラとレンズの間でやり取りすることで、AFや測光、手ブレ補正の性能を向上させ、コントロールリングなどの機能を追加することもできる。
  • EOS Rでは、動画撮影者のニーズに対応しようとして、結果的にモードダイヤルをなくすことになった。モードダイヤルがあると、スチルと動画で同じ露出の設定を使うことになる。我々は多くの人と検討し、今回は動画とスチルで別の設定を採用することに決めた。モードダイヤルをなくすことは、多くの考慮すべきことがあり大きな決断だった。
  • EOS Rと他のミラーレスカメラとの違いに、電源を切ったときにメカシャッターが閉じることがある。これは、センサーを埃や光から可能な限り保護するためだ。レンズから入ってくる光は長期的にはセンサーに影響を与える。センサーが露出している場合、カラーフィルタやマイクロレンズ、フォトダイオードなど全てのものが光によってダメージを受ける可能性がある。
  • APS-CのRFマウントのカメラに関しては、考えてはいるが、詳細は回答することができない。
  • これは新システムの始まりにすぎない。我々は皆さんをびっくりさせたいので、大きなものに期待してほしい。

 

ユーザーが驚くような大きなものとはどのようなものなのか気になるところです。レンズ担当者の発言のようなので、何らかの交換レンズの話なのでしょうかね。いずれにしても製品化が楽しみです。

あと、以前に噂が流れたRFマウントのAPS-C機ですが、ここではキヤノンのエンジニアが「考えている」と述べているので、これは根も葉もない噂というわけではないようですね。