ソニーEマウントの口径は大きな問題ではない

AmateurPhotographer に、ソニーのシニアジェネラル・マネージャーのインタビューが掲載されています。

Major interview with a top Sony camera executive

  • (ニコンは大口径マウントでより明るいレンズが開発できると言っているが?)
    Eマウントの口径に問題はない。正直言って、小さいマウントのレンズを開発するのは非常に難しいが、ソニーの新しい400mm F2.8の画質は競合他社よりも優れている。このことは、マウントの口径は重大な問題ではないことを意味している。
  • (F1.0のレンズを開発できるのか?)
    開発できるが、需要が無い。F1.2のレンズにはいくらか需要があるかもしれないが、F1.0は? 技術的にはF1.0のレンズは開発できるが、ビジネスとしては意味をなさない。
  • (他社のフルサイズミラーレスの最初の製品についてどう思うか?)
    レンズ交換式カメラの市場が縮小しているので、市場を大きくするためには、ニコン、キヤノン、パナソニックの参入は非常に良いことだ。ソニーは5年前にこの市場に参入しており、我々には多くのレンズと、非常に洗練されたボディがあるので、現時点では、競合他社に対してまだ多くのアドバンテージがある。
  • (他社のフルサイズミラーレスへの参入で、ソニーの来年の計画に何か影響があるか?)
    正直言って、競合他社にことは気にしていない。我々が気にしているのは顧客の声だ。多くの顧客がフィードバックをしてくれており、それに基づいて新製品を開発するつもりだ。
  • (レンズラインアップで不足しているものは? どのようなレンズを優先するのか?)
    最近、スポーツ写真家向けに400mm F2.8を発売したが、このカテゴリの別のレンズを計画している。我々のカメラを幅広い顧客にアピールする必要があるので、幅広いニーズに応えるレンズ群(F4ズーム、F2.8ズーム、大口径単焦点)を提供する必要がある。
  • (ソニーのカメラは小さすぎるという声があるが?)
    顧客には2つのタイプがある。携帯性を非常に重要視する顧客は、より小型軽量なカメラを望んでおり、それがソニーが開発している製品だ。より大きなカメラを好む顧客は、それはソニーの哲学ではないので、他の製品の方がいいかもしれない。

 

ニコンとキヤノンが、フルサイズミラーレスで大口径マウントをアピールしてきているので、ソニーとしては、Eマウントで問題ないということをアピールしておきたいところかもしれませんね。

ボディのサイズに関しては、小型化がソニーの哲学だと言ってるので、ソニーは他社のような大きなボディを開発するつもりは無いのかもしれませんね。