ソニーが裏面照射型のグローバルシャッター搭載積層型CMOSセンサーの技術を開発

ソニーが裏面照射型でグローバルシャッター搭載の積層型CMOSセンサー技術「Pregius S」を発表しています。

裏面照射型画素構造のグローバルシャッター機能を搭載積層型CMOSイメージセンサー技術を開発

  • 産業機器向けに、歪みの無い高い撮像性能と小型化の両立を実現する独自の裏面照射型画素構造のグローバルシャッター機能を搭載した積層型CMOSイメージセンサー技術"Pregius S(プレジウス エス)"の開発に成功した。
  • ソニーは、感度特性に優れる裏面照射型で、グローバルシャッター機能を実現する独自の画素構造を開発し、小型化の課題を解決した。通常、画素を微細化すると感度や飽和特性は低下するが、今回それを維持しながら、画素サイズを2.74µmに微細化することで、従来の表面照射型CMOSイメージセンサーに比べて、約1.7倍の高解像度化を実現した。また、裏面照射型画素構造が持つ配線レイアウトの高い自由度により、従来比約2.4倍の高速性を実現した。

sony_pregiusS_001.jpg

グローバルシャッター+裏面照射+積層型のCMOSセンサーが、実戦投入されるようです。このセンサーは産業用なので、そのままデジカメに採用されることはないと思いますが、技術的な問題はクリアされているようなので、デジカメ用のグローバルシャッター搭載センサーも、近い将来に登場しそうですね。