オリンパスがE-M5 Mark II 後継機のリリースを明言

Imaging Resource に、オリンパス開発陣のインタビューが掲載されています。

Finally! Why the E-M5 III is running so late, and why not to worry

  • (レンズの開発について)
    3つの点に焦点を当てている。第1に、マイクロフォーサーズの特性を活かしたプロからエントリーのすべてのユーザー向けの望遠レンズの強化。第2に、プロやハイアマ向けの大口径単焦点レンズの開発。第3に、マイクロフォーサーズだけが実現できるプロ用のズームを豊富にすることだ。2020年の150-400mm PROの前に、発売されるPROレンズもある。我々は、毎年新しいレンズを発売する。
  • (今後の製品について何か言うことができるか?)
    詳細は言えないが、現在の製品ラインナップの戦略を継続する。E-M5シリーズは、ミッドレンジユーザー用として重要で、後継モデルの登場を約束する。
  • (各社からフルサイズが登場したがオリンパスの戦略は?)
    オリンパスの3つの強み、軽量コンパクト、高解像力のレンズ、強力な手ブレ補正を、エントリーからプロまでのユーザーに伝え続けていきたい。
  • (上位モデルの防塵防滴が強力だが、これを下位モデルにも適用する予定は?)
    E-PLシリーズでは、耐候性に関する強い要望はなく、コンパクトサイズを維持するため、耐候性を強化する計画はない。
  • (現在、財政的にはどうか?)
    今期の映像事業の見通しは厳しく、生産体制の変革の影響で、営業損失となっている。中国のシンセンからベトナムに生産工場を変更しており、ベトナムは人件費が中国より安いので、来年の業績はこの恩恵を受けるだろう。工場の移転に注力したので、この期間、新製品を出すことができなかった。オリンパスならではの独自性を活かした新製品の投入で、回復を目指したい。
  • (すべての製品をベトナムで生産するのか?)
    主にベトナムで生産するが、一部、日本製も検討している。ハイエンドレンズは日本製(長野県の工場)にすることを検討している。

 

昨年、オリンパスは新製品をあまり出しませんでしたが、これは工場の移転に力を入れていたためということなので、今年からはいつものペースでの新製品の登場に期待できそうです。

登場が遅れているE-M5 Mark II の後継機も、今回、オリンパスの確約が得られたので、このカメラを待っている方はひと安心ですね。