オリンパス社長:経営効率化には人員削減必要-カメラ事業含め見直し
- オリンパスの竹内康雄社長は19日、記者団の取材に対し、今後カメラ事業も含めてポートフォリオを見直し医療分野に経営資源を集中させる上で、人員削減も必要になるとの考えを明らかにした。
- 内視鏡で世界シェア首位の同社は6日、2023年3月期に営業利益率を今期(20年3月期)予想の約2倍の20%以上に高める経営戦略を発表。竹内氏は、目標実現のための事業ポートフォリオを見直す過程で「人の問題はおのずと浮かび上がってくる」と述べた。これまで売却はしないとの姿勢だったカメラ事業についても現在は見直しの対象に入っていると話した。
日本語版の記事では過去の発言の「撤回」という表現こそ使われていませんが、「これまで売却はしないとの姿勢だったカメラ事業についても現在は見直しの対象に入っていると話した」と述べられていて、ニュアンスは英語版記事と変わらないという印象です。
一見さん
ブルームバーグの誤った解釈だって言ってる人いるけど、
「記者団の取材に対し」(社長が)「話した」んだから、
そこに誤解の余地はないと思うけどなぁ。
ふぉとじ
この発言は前振りでしょう。IR(投資家向け広報)の分野、要するに金融市場では、事業売却が選択肢になっているという認識が確立し、今後現実化するものと「期待」されるようになるでしょう。
織男
これからどうなるんだろ・・・E-M1 Ⅲ ずっと待ってるのに・・・
えんさん
色々と憶測を呼んでいる話題ですが・・・。
竹内社長はあくまで、「カメラ事業もリストラ(人員削減)の範囲になり得る」ということが言いたかったのではないでしょうか。そこに「これまで売却はしないとの姿勢だった」という文言を記者が挟み込んだので、「カメラ事業売却か?」という憶測を呼んでしまったのだと思います。
YON2
まだ、決定されたわけではないけど、マイクロフォーサーズで培ったAFや手振れ補正等の技術の行方が気になります。
SONY好き
物言う株主効果では?
売却直前まで売却しない姿勢を貫いて不信感を買うより
早期に将来的なビジョンを見せるべき、と判断したのでは?
N
えんさんさんと同意見ですね。
なぜ即座に売却されるような憶測がなされるのか不思議です。
Camera Fan
オリンパスに限らず国内どのメーカーも本当に素晴らしい商品を出してるのに売れ行きが振るわないのは悲しい限りですね。
まるで刀工を見ている気分です。
DD
カメラファンにとっては衝撃的な内容かもしれませんが、上場企業経営者としての対外的なコメントとしては妥当だと思いますよ。
つまりは、
「カメラ事業も他の事業と同じく特別扱いはしない」
ということでしょう。
通行人
社長が記者団の前でこんな発言したら、
売却の憶測を呼ぶのはむしろ当然では?
くらむぼん
私もえんさんの意見に同意です。
今後、CEOの発言に対して更なる公式アナウンスがあるかどうかではっきりする部分もありますが。無ければないで「これはいよいよ」という雰囲気になってしまいます。
ハッシー
ポートフォリオの見直し→今後の強みを活かせる事業の再編成ということですから、カメラ事業がなくなるとは考えていません。コニカミノルタが同様にやって、うまく行かず、一方で業務を引き継いだソニーの方がうまく行ったという事例は無視しないでしょう。
医療関連はこれからも伸び続けるでしょうし、知名度と基礎研究としての光学事業は行き続けると思います。画像処理などはもうすこし基礎体力がないとキツそうですね。そのあたりをきちんとマーケティングしてもらいたいものです。
ナイトメア
もし売却となっても、ブランド名を残してカメラ事業が続けば、個人的には問題ないです。
fayefaye
製品が売れなくなり
利益が上げられなくなれば
撤退も止むを得ない判断です。
奮起を期待します。
ジェラ
ハッキリした事は「人員削減」と「カメラ事業の見直し」と「医療分野への経営集中」という事。
赤字が続く映像部門に対する投資家への回答としては当たり前の内容だと思います。
記事に発表後に株価が上がったと書いてありますが、一定の評価と受け入れられたのでしょう。
でもユーザーにとってはこの経営戦略と売却方針とどちらがいいか、という問題かもしれません。
売却も不安要素はありますが、上記の3方針を進める事も縮小と最終的な撤退という恐れもありますので。
それを考えれば売却も価値を見出してくれるところがあるなら全然悪い話じゃないと思うんですけど、やはりオリンパスのカメラにこだわる人がいるのもわかります。
売れる時期に売るというのも企業判断としては間違っていないだけに難しい問題です。
それとは別にオリンパスは構造的に問題みたいなものはないんですかね?
だってまだカメラが売れていた時期から毎年損失を計上しているわけでしょ?
少なくても日本のミラーレスでは長くシェア1位を獲得していたのにその間もずっと赤字だった。
それとも国内で売れる数というのはその程度のものでカメラは世界シェアを取って初めて商売になるという事なのでしょうかね?
KiwiNAO
この記事読んで、以前にPENTAXがHOYAに売られ、そして現在RICOHに落ち着いてるのを連想してしまいました。フィルム時代にオリンパスOM-1とペンタックスMXが小型化で凌ぎを削った古き良き因縁のライバルでした。もしかして?パナソニックがLアライアンスに加入したのでオリンパス体制に変化があるのかと感じています。
ポロ&ダハ
竹内康雄社長は何処で何語で記者団の取材に応じたんでしょうかね?
相手はブルームバーグの記者だけではないでしょうけど、他のプレスの発表はどうなんでしょうか?
発言のニュアンスが分からないので、ちょっと気になります。
ぶらりん
11月6日に開催された「経営戦略説明会」の後に行われた取材記者陣とのインタビューが素材ではないかと思います。
当該説明会の資料は会社サイトにIR情報として開示されていますので、興味のある方は一度眼を通されることをお勧めします。
この資料は、というかこの経営戦略説明会は、コア事業である医療事業(内視鏡および治療機器)への「事業ポートフォリオの選択と集中」が主たるテーマであり、マクロ的な経営指標として20%以上の営業利益率、という目標が示されたりしたものの、映像事業に関しては「一切」具体的な言及がないというものでした。
と、ここまで聞けば誰もが「映像事業はdivestするの?」と尋ねたくもなりましょう。それに対する答えも明確になかったのがこの経営戦略説明会の主旨であります。
それ以上でもそれ以下のものでもありません。
しかしこれでは、潜在層も含めたユーザーも、もちろん社内も、特に映像事業内部は、煮え切りませんね。特に社内のモラルハザードが心配です。
wow
今すぐ売却という話ではないにせよ、来年再来年と収支が上向かなければ現実の話になっていってしまうのでしょうね。
上向く見込みが限りなく低いだけに、こういう話をしてしまうとその流れが加速してしまいそうです。
山桜桃
オリンパスグローバル側は記事を受けて
現時点での売却計画がない事をコメントしてるようですね
43rumorsでも記事になっていました
教官
オリンパスは外国の聞いたこともないサイトでコメントしても説得力が・・・
新聞社や公式サイトでコメントするべきだと思うけど。
kmz
スマホはカメラ性能を売りに激しいシェア争いですからオリンパスの名前だけでも欲しいでしょう。
事業売却となったら、まずは優秀な技術者が抜け、オリンパスブランドのスマホの登場、カメラはm4/3ハイエンドのみ残し大幅縮小(ブランド価値の維持のため存続)、そんな展開が待っていると思います。
amb
カメラファンとしては残念ですが
株主から見たらありえる話どころか
健全なのでは
にゃん
見直しの内容がフルサイズに移行だったりはしないか?
それはそれで困るけど。
ボヘミアン
こういう話が何度となく出てくるのは、
内部では長く燻ってると見るのが正解でしょう。
株主から見れば赤字事業を切り捨てて
財務状況改善を望むのは普通のこと。
いい形で、どこがに譲渡というのが現実的な解なのかも。
ミノルタ、ペンタックスのようにオリンパス名が続くなら
それはそれでありかなと思います。
wt
基礎研究分野と同じで続けることが最も重要なので
国内景気に振り回されて近視眼的な対応で売却するのは本当にやめて欲しい
長期的に見ればより多くのものを失うことになってしまう
mft
ジェラさん
日本は世界で見ると9%前後の台数になり早い段階で一眼レフとミラーレスが半々になったので日本のみでミラーレスで20%取って1位になっても1%以下のシェアにしかならないのが現状です。
やっぱり世界シェアが取れなければ利益率の確保が優先されますので販売価格が高くなる傾向にここ数年なっていると思います
やまちゃん4C
オリンパスの映像部門は、他社がまだ好調な時から毎年大きな赤字を垂れ流し続けて来たので、デジカメ不況で最近急速に収支が悪化しているキヤノンやニコンよりももっと悪い根が深く、根本的にビジネスとしての体をなしていないと言えます。
普通の会社ならとっくの昔に切り捨てられるような状況であり、今までよく会社が我慢して来たと思います。
このままオリンパスの社内でぬるま湯に浸かっていてもこの赤字体質が改善するとは思えないし、利益を産まない部署には会社としてもリソースを投入してはくれないので、中国企業に買われて復活したボルボのように、良い嫁ぎ先があれば身売りした方が幸せになれるのではないでしょうか?
明日
巨額の投資をしても回収率の悪い市場になってしまってることは理解していますが、ユーザとしては継続開発、他社ユーザとして多様性を求めてしまいますが、やはり会社としては採算で判断してしまうのかなと…
ベーカー
>教官さん
そうなんですね。すみません…。
道
経営陣による否定までが最近の定型になっていて
恐らくは常に株主との齟齬があるものと察せられるけど
少なくとも資本家が外部に漏らすとかちょっと駄目だと思う
ぷくぷく
2023年3月期に営業利益率を今期予想の約2倍の20%以上に高めると社長が投資家らに公言した訳ですから、当然カメラ事業にもそれなりのノルマが課せられたはずです。今日明日の事業売却は無くても、2023年に至る過程の業績次第では色々ありえると言う事です。問題はこれからの下降期にどうやって黒字を出すか。その答えの一つが「人の問題」なのだと思います。
noppo
真偽のほどはともかくとしても、このような情報が流れてしまうとますます消費者は買いづらくなってしまいますね。
同じマイクロフォーサーズ規格を採用しているパナソニックと、もっと連携をとってマイクロフォーサーズを盛り上げていれば…
ふぉとじ
こうして少しずつ既成事実化して行きます。投資家サイドでは不採算事業の整理は歓迎なので、正式に発表されれば株価は確実に上がります。
to
工場を1つに集約するという映像事業としては大なたを振るいましたから、
これで収支を改善できないなら事業自体を見直すということでしょう。
映像事業の医療用技術開発部門への縮小も視野に入っていると思いますが、
その決断を下すまで数年の猶予は与えられているかと。
gakuazu
中国シンセンからベトナムに生産拠点移動
これにより相当な人件費削減効果が見込まれるかどうかでしょうか?
IR情報では、国内に比べて海外の人員が圧倒的に多いようですからベトナム移転の効果を含め黒字化してほしいものです。
今年はProレンズ2本を買い増した。
EM3も期待します。
ヒカリ
オリンパスには今こそ頑張って欲しいですね
レフ機から突如ミラーレスへ変換した時のようなことがないよう
あのE-7の悪夢のようなことはもう十分なので・・・
センサーやシャッターユニットの技術革新があれば
小型軽量、防塵防滴 これはとても武器になります
望遠レンズや新型ボディーに期待です
AT
オリンパスに限らず、カメラ業界全体が厳しいのは明白。
普通の人ならスマホで事足りるし。
カメラでも、レンズ交換式は高価なモノで贅沢な趣味。
又、フィルム時代の様なモデルチェンジ周期は長かったが、デジタル化になり、老舗カメラメーカーだけでなく、家電メーカーが参入して来た事により、益々競争激化。開発コストもかかって、メーカーは大変だと思う。
Canon、Nikon、OLYMPUS、PENTAX(RICOH)、FUJIFILM等、老舗カメラメーカーは特に頑張って貰いたいが、将来的には何社か消えて行きそう(悲)
ギタジロー
不採算部門を売却しないと言えば株価は下がるだろうし、売却すると言えば投資家は歓迎して株価もあがるでしょう。
さらに売却する際には、話がまとまってない時に売却を匂わせると売却先に叩かれるし、如何に高値で売るかだと思います。
カメラ(映像)事業部は赤字続きで足を引っ張っているのが自明なので、黒字転換した時(正確には黒字化されたように見せた時)が最も売却が現実味を帯びてくるでしょうね。
発言は株価操作のためであり、ユーザーを考えての発言ではないと思われますのでカメラ愛好者には、好ましい行為ではないですよね。
OMDラバー
オリンパス大変そう。
ただ、OMDは無くならなければ良いのですが…。はじめて買ったカメラがOMDで、オリンパスのニュースは気になります。ニュースを見る限りではどの企業でも大リストラや事業売却の可能性がある時代ですが、OMDが無くなってしまうのだけは避けてほしい。
しかし、オリンパスの代表である竹内さんから1年も経たない内にカメラ事業は売却しないという姿勢を見直すという発言があったという事や具体的な内容の人員削減発表ニュースも無く、ただ人員削減するかもみたいな発言があった?という事は、バリューアクトが入ってから今までとは比べ物にならないくらいスピーディーに様々な経営戦略の見直しについて検討されているという状況なのでしょうか。きっと、全てが待ったなしの状況であるかと考えてしまいますが、企業として明確な発言が出てこないということは非常に悩ましい状況で検討ばかりが続いているように受け止めてしまいます。私なら。
バリューアクトとうまくコンセンサスを形成できてないのでしょうか?
そういえばバリューアクトからの取締役って映像ニュースなどで見ていないし、コメントも見たことがないですね。
バリューアクトとオリンパスのニュースをはじめて見た時は、バリューアクトはオリンパスに性急なリストラは求めず…って書いてあった記憶があります。
アレとコレとソレをいつまでにこういう手段で具体的にはこうやって2023年3月期までに営業利益率20%ビシッとやります!ってスパッと言えない状況であれば、何も言わなければ良いのに印象があまり良くない気がします。
決まったらパシッ!と一言だけ言えば良いのに。
人員削減するかも…事業売却するかも…って代表が言っていたとしても、具体的な決定事項として発表がないと、この会社の従業員の方々もずっと気にしているでしょうし、オリンパスカメラユーザー含めステークホルダーがかわいそうですね。
やっぱり売却しません。とか、やっぱり人員削減しません。とか、2023年3月期の営業利益率目標は13〜15%程度を目標に下方修正します。とか言われたりしたら、私なら信用できない企業に思えてしまうけど、状況が変わりましたので一部変更します。的な会見があってもおかしくないような気にもなる。
経営安定化ではなくて、、バリューアクトが考えるようなレベルのハイレベルな企業価値向上をスピーディーに一緒に目指していかなくてはいけない以上、カメラ事業売却の優先度が高くなったのかな。
しかし、5年で倍の利益率、、、並大抵では無いです。オリンパスみたいに大きな企業でなくても、どの会社だって悩むような課題ですよね。
勢いのある新規事業が多数ある企業なら不採算事業の売却や人員削減による利益創出もしなくて良いだろうけど。
しかし、私たちカメラ好きにとって最も嬉しい事は、まだ代表の竹内さんからは、OMDをやめる!…と言われていない事です。今後、どっかに買収されたとしてもOMDがきちんと引き継がれ、どう進化していくのか楽しみです。以前、オリンパスが一眼レフから撤退した時は残念でしたが、今回はOMDが無くならなきゃいいな、、って思ってます。オリンパスではないOMDであっても発売されたら、それはそれですごく楽しみです。オリンパスカメラユーザーとしても先行きが見えてこないと流石に新しくレンズを買うべきか?それともキヤノンやニコンだけにしていくべきか?まで考えはじめちゃいます。