EOS R用の「24-150mm F4」と「24-105mm F2.8-3.6」の特許

Canon News で、キヤノンのフルサイズミラーレス用の標準ズームの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 24-150mm F4L

  • この特許出願(特開2020-034631)では多くの興味深い実施例がある。まず最初に、RF24-105mm F4を作り直して、焦点距離を伸ばしたRF24-150mm F4Lだ。このレンズは24-70と70-200を1本のレンズにしたものに近く、気に入らないわけがない。

    焦点距離:24.70  58.34  145.80  
    F値:4.12   4.12    4.12  
    半画角:38.43  20.35    8.44 
    全長(前玉からセンサーまで):134.13 162.90  116.35  
    バックフォーカス:18.26  15.54   24.00

    次はもっと奇妙なレンズで、24-105mm F2.8-3.6だ。このレンズは全域でRF24-105mm F4Lよりも明るくなっている。

    焦点距離:24.70  35.31  101.90   
    F値:2.71   3.10    3.86   
    半画角:41.21  31.50   11.99   
    全長(前玉からセンサーまで):143.80 141.94  175.01  
    バックフォーカス: 18.13  24.90   36.76

    これらのレンズの製品化は疑わしいと思っている。キヤノンはどれだけ24mmスタートのレンズを必要としているのだろうか。

canon_patent_2020-034631_001.jpg

24-150mm F4は、標準ズームと高倍率ズームの中間のような焦点距離で、製品化されれば面白い存在になりそうです。24-105mm F2.8-3.6は、F値可変の明るいレンズで、こちらもこれまでにない面白いスペックですね。

Canon Newsは、これらのレンズの製品化の可能性は低いと見ているようですが、キヤノンはRFレンズで、一眼レフ用のEFレンズとは異なるスペックのレンズを出してきているので、製品化の可能性が無いとは言い切れないような気もします。