オリンパス「ED12-45mm F4 PRO」は開放付近では非常に高解像力

ePHOTOzineに、オリンパスの新しいF4通しの標準ズーム「ED 12-45mm F4 PRO」のレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko Digital ED 12-45mm f/4.0 PRO Review

  • 重さは254グラムと控えめで、光沢のあるブラックの仕上げは美しい。フォーカスリングは電動で、動きは絹のように滑らかだ。
  • 最短撮影距離0.12m、最大撮影距離0.25倍の近接性能は、非常に役に立つ。
  • ズームリングは滑らかに動くが、フォーカスリングほどの滑らかさではない。ズーミングで鏡筒は繰り出す。
  • 12mmの解像力は中央はF4とF5.6では素晴らしい値(excellent)で、F8とF11ではとても良好な値(very good)だ。隅はF4では良好な値(good)で、F5.6からF8ではとても良好な値(very good)だ。

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  • 18mmの解像力は中央はF4とF5.6では素晴らしい値(excellent)で、F8とF11ではとても良好な値(very good)だ。隅はF4とF5.6ではとても良好な値(very good)、F8とF11では良好な値(good)だ。

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  • 35mmの解像力は中央はF4とF5.6では素晴らしい値(excellent)で、F8とF11ではとても良好な値(very good)だ。隅はF4では素晴らしい値(excellent)で、F5.6からF11ではとても良好な値(very good)だ。

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  • 45mmの解像力は中央はF4では素晴らしい値(excellent)で、F5.6からF11ではとても良好な値(very good)だ。隅はF4からF11までとても良好な値(very good)だ。このレンズは開放付近では理想的な性能だが、絞るとどんどん解像力が低下する。

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  • 倍率色収差は、全域で非常によく補正されているが、(補正を切る操作ができないので)レンズ単独によるものなのか補正によるものかどうかの確証はない。
  • 歪曲は12mmで-1.12%のタル型、45mmで+0.10%の糸巻き型で非常に小さいが、自動補正に関しては色収差と同様だ。
  • ボケは、特に望遠側ではかなり好ましいものだ。
  • フレアは非常によく抑えられている。
  • 周辺光量落ちは12mm開放で-1.2EV、45mm開放で-1.2EVと穏やかで、多くの画像ではそれほど目立たない。
  • このレンズは絞りを選べば高画質で、歪曲、逆光耐性、色収差も優秀だ。価格は安価でコンパクトだが、F値は暗めでポートレートには向かない。(歪曲が小さいので)建築写真にはとても向いている。
  • 良い点:絞りを開いたときの解像力、素晴らしい逆光耐性、色収差が良く補正されている、適正な価格、とても軽くコンパクト、防塵防滴、美しい造り。
  • 悪い点:絞り込むと回折の影響が大きい、F4の明かるさでは向かない用途がある。

 

12-45mm F4 PROは開放から十分な解像力で、特に中間域から望遠側は画面全域で見事な解像力ですね。軽量コンパクトでかなり寄れるので、使い勝手は非常によさそうです。逆光耐性が優れているのもポイントが高いですね。