「X-T200」「α6100」「EOS Kiss M」の比較レビュー

DPReviewに、エントリーミラーレスカメラ3機種(X-T200、α6100、EOS Kiss M)の比較レビュー動画が掲載されています。

Best Entry-level APS-C Mirrorless Camera(以下、FujiRumorsのまとめより)

ハンドリング

  • 1位 EOS M50:素晴らしいクオリティのカメラだ。グリップは最も良い。タッチパネルの操作性は見事だ。
  • 2位 X-T200:素晴らしい。カスタマイズ性に富んでいる。手に持った感触は安っぽい。AF-ONボタンが無い。グリップが改良され、ホールディングは良い。
  • 3位 α6100:これまでと同じ古い設計。

ファインダーとモニタ

  • 1位 X-T200:キヤノンに似たEVF。アスペクトレシオ16:9の液晶モニタ。
  • 2位 EOS M50(Kiss M):EVFはベストだ。バリアングルモニタを採用している。
  • 3位 α6100:EVFの解像度が低すぎる。バリアングルモニタなら良かった。

画質

  • 1位 X-T200:余裕でトップだ。最新のセンサー。非常に優れた高感度性能。素晴らしい富士フイルムのJPEG。センサーの読み出し速度は最速。
  • 2位 α6100:キヤノンより高感度が優れている。ローリングシャッターの問題あり。
  • 3位 EOS M50(Kiss M):最も古いセンサー。読み出し速度が遅い。

AF

  • 1位 α6100:余裕でトップだ。ソニーの瞳AFと顔認識AFは見事だ。追尾性能も素晴らしい。直感的に使える。AFの的中率は最も高い。Proクラスのボディと同じ進んだAFが利用できる。
  • 2位 EOS M50(Kiss M):デュアルピクセルAF。素晴らしいタッチAFのインターフェース。気難しい動体追尾。
  • 3位 X-T200:X-T100よりもずっと良くなっているが、他のカメラの方が少しインターフェースで優れている。X-T200はバッファが非常に少ない。

動画

  • 1位 X-T200:USB-Cアダプター経由で音声モニターが可能。美しい4K動画、素晴らしいスローモーション動画。
  • 2位 α6100:動画のAFはベストで、4Kでも使える。ローリングシャッター効果がかなり深刻。ホットシューにマイクを載せいると、モニタを妨げてしまう。
  • 3位 EOS M50(Kiss M):4Kはクロップ倍率が大きく、デュアルピクセルAFが使えない。

レンズ

  • 1位 X-T200:富士フイルムは(APS-Cレンズでは)最も高性能で多くのレンズをラインナップしているという点で引き続き優位だ。サードパーティー製レンズは少ないが、それほど必要性は無いだろう。富士のキットレンズは、しばしば他社のプロレンズよりも優れている。プロクラスのレンズも多数ラインアップされている。
  • 2位 EOS M50(Kiss M):ソニーとは逆に、ハイエンドのレンズが無く、ハイエンドレンズを使うにはマウントアダプターでEFレンズを付ける必要がある。サードパーティー製レンズは多くはない。初心者のための良好な品質の手頃なレンズがラインナップされている。キットレンズはソニーよりずっと良い。
  • 3位 α6100:多くのサードパーティー製レンズがある。Eマウントレンズは高性能で高価だが、これはエントリーレベルのカメラで、手頃なレンズが必要だ。ソニーにはそのようなレンズがない。

結論

  • 1位 X-T200:当然の勝利だ。見事なAF、素晴らしい動画、魅力的なボディ、カスタマイズ性に富んでいる、レンズラインナップなどなど。X-T100で見られた全ての問題点が改善されている。
  • 2位 EOS M50(Kiss M):安価、性能が良い、汎用性が高い。
  • 3位 α6100:レンズが無い。魅力的なカメラではない。AFは見事だ。

 

各社のエントリーモデル同士の比較ですが、画質は富士フイルム、ハンドリングはキヤノン、AFはソニーと、各社得意な分野があって面白いですね。X-T200は、X-T100で評価の低かった部分の多くが改善されているようで、かなり完成度が高くなっているようですね。