キヤノンのRFマウント用のマクロレンズ群の特許

Canon News で、キヤノンRFマウント用の5本の単焦点レンズの特許の実施例が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF Lenses

  • この特許出願(特開2020060661)は、AFの高速化と収差の低減に関するもので、この中のいくつかの興味深いマクロレンズの実施例を取り上げる。実施例のうちのいくつかは、EFマウントに同じスペックのレンズがある。これらのレンズは1:1マクロだと思う。

    100mm F2.8マクロ
    焦点距離:97.62
    F値:2.92
    半画角:12.50
    像高:21.64
    全長(前玉からセンサーまで):123.21
    バックフォーカス:18.86

    90mm F2.8マクロ
    焦点距離:87.04
    F値:2.92
    半画角:13.96
    像高:21.64
    全長(前玉からセンサーまで):135.86
    バックフォーカス:19.58

    180mm F2.8マクロ
    焦点距離:189.96
    F値:2.92
    半画角:6.50
    像高:21.64
    全長(前玉からセンサーまで):185.34
    バックフォーカス:23.95

    65mm F2.8
    焦点距離:65.13
    F値:2.92
    半画角:18.38
    像高:21.64
    全長(前玉からセンサーまで):135.78
    バックフォーカス:21.40

canon_patent_2020060661_001.jpg

  • 特開2020-060660では、100mm前後のいくつかの高倍率マクロの設計が示されている。

    100mm F2.8 マクロ
    焦点距離:95.36
    F値:2.92
    半画角:12.78
    像高:21.64
    全長(前玉からセンサーまで):125.16
    バックフォーカス:15.84

 

RFレンズには、まだ等倍マクロは無いので、これらの等倍マクロの製品化に期待したいところですね。特許のレンズは、望遠にもかかわらず、いずれの実施例もバックフォーカスがかなり短く、RFマウントのショートフランジバックを活かした設計になっているようですね。