ニコンは2021年の終わりまでに24本のZレンズをラインナップする?

Nikon Rumors に、最近のニコン社内のプレゼンテーションの内容のまとめが掲載されています。

Recap of recent Nikon presentation

以下は、ニコン内部のプレゼンの内容のまとめだ。多くの興味深い情報がある。

  • ニコンは、2021年の終わりまでに24本のZマウントレンズをラインナップすることを計画している。
  • Z70-200mm f/2.8 と2つのZマウントのテレコンバーターは、30日以内(8月終わりか9月初め)の同じ日に発売される。
  • 2つのZマウント用のテレコンは、(発売時は)Z70-200mm f/2.8でのみ利用可能で、後に、ロードマップにある100-400mmと200-600mmでも利用可能になる。
  • D500とD5、D850には、Z6とZ7同様にCFexpress対応の新ファームウェアが登場する。
  • ZマウントのSラインのレンズは、ニコンの最高のレンズ群で、Fマウントの金線レンズのようなものだ。
  • 200-600mmと100-400mm、105mmマクロの3本のレンズの発表は来年になる可能性が非常に高い。
  • 近日中に登場するZ14-24mm f/2.8 には、フォーカス、ズーム、フリーダムの3つのリングが搭載される。フリーダムリングは、ISO設定やその他の設定など、複数の用途に利用できる。このレンズは今年の年末に発売される。
  • 一眼レフは約65%の光がセンサーに当たり、ミラーレスは90%の光がセンサーに当たる。
  • Fマウントはいつまでサポートされるのか? その回答は:Fマウントは1959年から続いており、ある種の撮影ではミラーレスよりも優れているので、Fマウントをやめる予定はない。少なくとも、今後5年から7年はFマウントは何も変わらない。
  • ニコンの一眼レフの販売量はミラーレスの販売量を上回っている。
  • 更なるミラーレスカメラが登場する。
  • ニコンの45%のユーザーが、一眼レフとミラーレスカメラを動画に使用していることがわかった。
  • Zシリーズのカメラは、新ファームウェアで、D6とD5、D780のようなピクチャーコントロールのアップデートが行われる。
  • ニコンは新しいEN-EL15Cを30日以内に発売する。このバッテリーはミラーレスカメラのバッテリーライフを顕著に改善し、そしてD6、D5、D850、D750などの一眼レフでも使用可能だ。
  • ニコンは消費者の要望に応えて、Z5にダブルカードスロットを採用した。
  • 全てのZマウントカメラは、一眼レフと同程度の優れた防塵防滴機構を採用している。
  • Z5の前面はマグネシウム合金で、上面と背面は他の素材から出来ている。その他のZマウントカメラは全て総マグネシウム合金製だ。

現在、Zマウントレンズロードマップに掲載されているレンズは、発売済みのものを含めて24本なので、ニコンは来年の終わりまでに、ロードマップのレンズ(未発売の70-200mm f/2.8を含めて11本)を全て発売する計画のようです。計画通りにいけば、来年末までにかなり速いペースでZレンズが登場することになりますね。

あと、センサーに当たる光の量が「一眼レフが65%、ミラーレスが90%」という発言は、何を指しているのか謎ですね。ミラーアップしてしまえば、一眼レフもミラーレスも同じ量の光が当たるはずだと思いますが。