キヤノンEF-S18-200mm F3.5-5.6ISは色収差と歪曲が大変に大きいレンズ

dpreviewにCanonのEF-S18-200mm F3.5-5.6ISのレビューが掲載されています。

Canon EF-S 18-200mm 1:3.5-5.6 IS review Andy Westlake, October 2008

  • ワイド側では中央部の解像力は高いが周辺部は甘い。中望遠域では解像力が悪くなり135mmが最も悪い
  • 2段絞ると最もよい結果を得られるが、それでも、50Dの15MPセンサーの要求を完全に満たせない
  • 色収差は大変に大きく、ワイド側では強い赤/シアンの色ずれが見られる。中間域では色収差はよくなるが、テレ側ではまた大きくなり、200mm F11での色収差は、これまでの最高記録
  • 中程度の周辺光量落ちがあるが、絞れば解消するの通常の使用なら問題なし
  • 歪曲はワイド端で3.4%の陣笠で大変に大きく、新記録を作った。50mmでは糸巻き型の歪曲が1.9%で非常に大きい
  • ISの補正能力はこれまで見たレンズ内補正の中でベスト

 

色収差と歪曲の新記録というのは、ある意味インパクトのある結果ですね。 本文中でも指摘されていますが、EOS 50Dのレンズとしては少々力不足のようです。