- EF24-105mm F4Lでの撮影では、ディテールが甘く、周辺部もベタっとして期待したほどではない
- EF24-105mm F4LではPhotoshopでは色収差を補正しきれなかったが、EF16-35mm F2.8LII では補正することができた。40Dでは色収差の補正は問題なかったので、画像を10.1MPまで縮小したら、Photoshopで問題なく補正することができた。10MPから15MPに高画素化されたことで、レンズの収差への対応がより難しくなっている
- 高感度での画質は、ISO3200で試してみた結果、あまり印象的ではなかった
- ピクセルあたりの画質は40Dのほうが良好だが、よいレンズを使って慎重にピントを合わせ、絞り過ぎない(回折の影響を受けないのはF7まで)という条件を守れば、かなりよい画像を得ることができる
50Dの気難しい一面がよくわかるレビューですが、条件をクリアすればよい画質を得られるということなので、ユーザーの腕が試されるデジカメと言えそうですね。あと、EF24-105mm F4Lでは、DPPを使っても色収差が補正しきれないのかどうかが、気になるところです。
kf
条件の一つに、RAWで撮影することも加えたほうがいいでしょう。
程度の差こそあれ、50D以外のキヤノン機も同様ですが、RAWとJPEGでは解像力に明らかな差があります。
ノイズリダクションの使いこなしも重要です。
レンズについて、EF24-105mm F4Lは持っていませんが、EF24-70mmF2.8Lでは広角側で色収差の補正を完全にはできませんでした。
ただし、手動で色ずれの補正をしたところ、オートよりは補正ができました。
Lの称号や高価であるということはレンズの性能を保証していません。
むしろ、安価なEF-Sレンズやサードパーティー製レンズに良いものがあったりします。
現状では撮像素子の進化に対し、レンズラインナップや画像処理機能の進化が追いついていないという印象があります。
DIGIC4を2個搭載し、高機能かつ高精度の画像処理が行えればJPEGの印象も全く変わったものになっていたのでは無いかと思います。
管理人
kfさん
コメントありがとうございます。
元記事はJPEGとRAWの画質差やノイズリダクションの件には全く触れていないですね。この条件を加えれば、50Dもかなりいけそうですね。
>EF24-70mmF2.8Lでは広角側で色収差の補正を完全にはできませんでした。
画素数が増えると、収差を補正する量が追いつかなくなるためでしょうか。DPPでも補正しきれないとなると、少し不便なので改善して欲しいところです。
>Lの称号や高価であるということはレンズの性能を保証していません。
キヤノンは、中望遠~望遠にはいいレンズが揃っていますが、標準、広角はLレンズでも高画素に対応しきれてないところがありますね。
>DIGIC4を2個搭載し、高機能かつ高精度の画像処理が行えればJPEGの印象も全く変わったものになっていたのでは無いかと思います。
連写の遅いPowerShot G10のJPEGが妙に高画質なのを見ていると、確かに50DのJPEG画質がパッとしないのはDIGIC4の処理能力不足のように考えられますね。
kf
管理人様こんばんは。
Photoshopのほうはちょっとわかりませんが、DPPの場合は補正幅そのものは足りているので、デフォルトのパラメータが不適切なのではないかと思います。
私見ではパラメータの設定が甘いか、レンズの個体差が吸収しきれていないのではないかと考えています。
オート補正の結果に不満な場合は、手動でということになりますが、おっしゃるとおり不便ですね。
個人的には高画素化に反対ではないのですが、撮像素子だけ高画素化しても周辺が追いついていなければ、実力を発揮させるのが難しく、現段階では時期尚早の感を持ちます。
また、50Dのような高速機の場合は、高画素化より動体の被写体ブレを写しとめるための高感度性能や、より一層の高速化が求められているのではないかと思いますので、次世代機ではそちらの進化を期待します。
管理人
kfさん
こんばんは
>私見ではパラメータの設定が甘いか、レンズの個体差が吸収しきれていないのではないかと考えています。
個体差の問題という可能性もあるんですね。パラメータ設定の問題だけでしたらDPPのバージョンアップで改善されそうですが。