キヤノンEF17-40mm F4Lはワイド端ではF11まで絞る必要がある

photozoneにキヤノン EF17-40mm F4Lのフルサイズ機(EOS 5D Mark II)によるレビューが掲載されています。

Canon EF 17-40mm f/4 USM L (full format) - Test Report / Review

  • 歪曲は17mmでは3.6%の非常に大きなタル型で、20mmでも2.5%のタル型でとても目立つ。28mmと40mmではわずかな糸巻き型。期待よりも、よくも悪くもない結果
  • 周辺光量落ちは17mm開放で2EVを超え、実写でも容易に見える。F5.6で使えるレベルになるが、できればF8まで絞ったほうがいい。24mmと40mmでは周辺光量落ちは減少するが、F5.6まで絞ったほうがいい
  • 解像力は17mmでは中央部と周辺部は良好だが、四隅はF4とF5.6で全然解像していない。四隅まで、きちんとした解像力を求めるならF11まで絞る必要がある。28mmと40mmでは画面全体で比較的良好な解像力
  • 色収差はフルサイズ用のレンズとしては比較的穏やかだが、17mmの四隅ではかなり大きい
  • 17mmの性能はよくないが20mm以降はよい性能で、この点を知った上で使うならなお魅力的なレンズ

 

ネット上では"APS-C用"などと言われることもあるレンズですが、確かにフルサイズでのワイド側の画質は褒められたものではなく、APS-CかAPS-Hで使うのが無難なレンズかもしれません。

管理人はこのレンズのユーザーなので、フルサイズ機を買ったらそのまま使うつもりだったのですが、画質にはあまり期待しすぎないほうがよさそうですね(^^; ちなみにAPS-Cで使う分には、発色が綺麗で解像力も十分にあるいいレンズだと思います。