EOS 7DはJPEGでは50Dよりもノイズが目立つ

CAMERA RABSにEOS 50D、7D、5D MarkIIの3機種による高感度ノイズの比較テストが掲載されています。

Canon EOS 7D High ISO JPEG Noise preview

  • 撮影はJPEGの最高画質で行った。レンズはEF24-105mm F4L ISで絞りをF8にセットした。ノイズリダクションはそれぞれの機種のデフォルトの設定
  • ISO100では7Dは、50Dや5DMakIIと比べて素晴らしくシャープ。このことは低感度では有益で、50Dのようにデフォルトで比較的ソフトな画像になるのを避けることができる
  • ISO200では7Dは背景にすでにノイズが見え始めるが、ソフトな絵作りの50Dはノイズが目立たない。ISO400では、7Dはよりノイズが目立つようになるが気になるレベルではない。5D MarkIIは非常にクリーンな画質のまま
  • ISO800では、7Dは若干ノイズが増える。50Dは画像のソフトさで苦しくなる。5D MarkIIはごくわずかにノイズの兆候が見られるが、全く心配はないレベル
  • ISO1600とISO3200では、どの機種も画質の低下が見られる。50Dは斑点状になり始め、7Dはよりノイジーになる。5D MarkIIはソフトになり始める
  • ISO6400では、50Dも7Dも目立って画質が悪くなる。、ISO12800では7Dのほうが50Dよりもより好ましい画質。5D MarkII は更に感度を上げられるが画質はよくない
  • EOS 7DはJPEGでは50Dよりもノイズが多いことが示されたが、RAWで同程度のシャープネスに調整すると、両機は極めて似たような結果になった。予想通り5D MarkIIの大きなセンサーは満足な結果だが、最高感度では完璧には程遠い画質

 

7Dはシャープネスが強くかけられていて、くっきりした絵作りですが、その分50Dよりもノイズが目立つようです。高感度になると、50Dがどんどんソフトな画質になっていくのに対し、7Dはノイズは増えるもののシャープさを維持していて、両機はJPEGでは対照的な絵作りのように感じます。

また、5D MarkIIは画質に関してはやはり頭一つ抜けているという感じで、ISO1600くらいまではノイズも少なくディテールも豊富ですね。ISO3200以上はかなりソフトになりますが、それでもAPS-C機と比べるとアドバンテージがあるようです。

なお、元記事の下のほうに7Dと50DとD300Sの3機種でのノイズの比較サンプルも掲載されています。