ZUIKO DIGITAL 50-200mm F2.8-3.5の解像力は若干不満に感じる

LensTip.comにオリンパスZuiko Digital 50-200mm F2.8-3.5のレビューが掲載されています。

Olympus Zuiko Digital 50-200 mm f/2.8-3.5 ED - lens review

  • 中央部の解像力は開放から素晴らしくそしてズーム全域で均一だが、正直に言って満足な値ではなく、もう少し高い値を期待していた
  • 周辺部の解像力は、センサーが小さい分アドバンテージがあるはずだが、ここではそれが見られず、いくらか不満に感じる。200mmでは明らかに解像力が落ちるが、一方で、絞り開放での性能はズーム全域で良好で賞賛に値する
  • 色収差はズームの中間域の絞り開放では平均的な値だが、それ以外の条件では低い値で、文句はない
  • 歪曲は50mmで-0.44%のタル型、120mmでは0.85%の糸巻き型で問題ない
  • 周辺光量落ちは50mmで11%(-0.34EV)で気付かないレベル。120mmでは24%(-0.81EV)と大きくなり絞ってもなかなか解消しない。200mmで22%(-0.71EV)と多少よくなる
  • 逆光では極めて容易にゴースト・フレアが発生する。逆光耐性は平均並み
  • AFは静かで正確だが、ライトの条件が悪い場合は合わないことがある
  • 他社の70-200mm F2.8より若干悪いように見えるが、1100ドルのレンズなので深刻な問題ではないと思う。購入すれば確実に高い満足感を得られるだろう

 

解像力の評価がやや低い感じがするのは、レビュアーがこれまでのオリンパス用レンズのテスト結果が非常によかったことからレコード記録を期待していたためのようで、このレンズ自体の成績は悪くはない(むしろ、かなり良い)と思います。

サンプルを見ても、絞り開放からキレのある描写でなかなか優秀なレンズという印象です。