オリンパスE-P1の最も大きな欠点はAFの性能

PhotozoneにオリンパスE-P1のレビューが掲載されています。

Olympus E-P1 - Review

  • 解像力はRAWではD5000と同等だが、JPEGではかなり低下する。しかし、それでもE-620と比べればかなり優れている
  • ダイナミックレンジは低感度で10EVですでに平均を下回っている。中感度では8EV、高感度では6EVで総合的にパナソニックG1と同程度で、かなり悪い結果。D5000と比べると、2EV前後ダイナミックレンジが狭いが、これはセンサーが小さいためで驚きはない
  • RAWでの高感度ノイズはISO400までは問題なく、ISO800-1600も多くの場面で良好な画質が得られる。しかし、ISO3200は場面によっては使い物にならない。ISO6400は論外。ノイズリダクションをOFFにしたJPEGは、RAWよりもノイズが多い
  • 最も大きな欠点の一つは低速で不正確なAFで、特に暗い状況ではとりわけじれったい。コンティニュアスAFは、高速で動くモノに対しては全く使い物にならない
  • 液晶モニタは画素数が少なく、また、明るい場所では画像を確認することが困難
  • E-P1は、技術的にいくつかの点(特にAF)でパナソニックのGシリーズが優れているにもかかわらず、飛ぶように売れている。これは、性能よりもスタイルでマーケットのツボを突いたため
  • 旧来のデジタル一眼レフは、このようなカメラに置き換えられるかもしれないが、(ミラーレス機には)まだまだやることがたくさんあるだろう

 

解像力は従来のフォーサーズと比べてかなり高くなっていますが、飛びぬけて解像力の高いG1には及ばないようです(解像力は、KissX3=G1>D90>E-P1=D5000>E-620の順)。

また、ダイナミックレンジはG1とほぼ同等ですが、D5000と比べるとちょうど2段分劣っていて、APS-C機と比べると、やはりセンサーサイズによる画質の差はかなりあるようですね。

欠点も色々と書いてありますが、E-P1はミラーレス1号機なので、今後の製品で完成度を高めていってくれることに期待したいですね。