- 合焦後にシャッターを押したときのシャッターラグは0.03秒で、E-620(0.02秒)>K-x(0.03秒)>KissX3(0.04秒)>GH1(0.06秒)の順
- AF速度(AF開始から撮影されるまでの時間)は0.25秒で、KissX3(0.19秒)>K-x(0.25秒)>E-620(0.32秒)>GH1(0.37秒)の順。AFシステムは良好だが、暗所では若干苦戦する
- 連写速度は実測で4.4コマ/秒で、K-x(4.4コマ)>E-620(4.1コマ)>KissX3(3.8コマ)>GH1(2.8コマ)の順。連写は、公称よりは遅いがトップの成績
- 動画はティテールが豊富だが、画面全体で粒状感が気になる。クオリティはしっかりしているが、ノイズレベルはライバルよりも劣る
- オートホワイトバランスは野外では様々なシチュエーションで良好だが、人工光の下ではやや暖色に傾く
- 高感度はISO200-ISO1600までは卓越した画質で、12.4MPのセンサーとしては素晴らしい。ISO3200-6400でさえ実用的が画像が得られる。私は12MPがAPS-Cで最適な解像度だと言って来たが、ペンタックスが高画素追求から離れて、代わりに画質に専念したのは何よりだ
- K-xはK-7の偉大な弟分だが、液晶モニタがあまりよくないことや、ライブビュー中のAFがいらいらすること、バッテリーの消耗が早いこと、動画がノイジーなことなどの欠点もある。しかし、これらの欠点は、安価な価格や完璧な解像力、並外れて優秀な高感度性能や連写速度で補われている
ペンタックスのカメラはなんとなく動作が緩慢(?)というイメージがありますが、こうして実際に計測してみると、ライバルと比べてシャッターラグやAF速度、連写速度でまったく引けを取っていないですね。
また、K-xの高感度性能はこのレビューでも最高の評価を受けていて、APS-C機としては、やはりズバ抜けて優秀のようです。
欠点としては、他のレビュー同様、ここでもバッテリーの消耗が早いことが指摘されていますが、これは専用電池でないカメラに動画や高速連写を搭載しているので、仕方がない面もあるかもしれませんね。
ちぇるまーす
カカクコムの掲示板でも少し話題になっていましたが、ライブビューや動画撮影にすると早めに電圧低下を警告する仕様になっているんじゃないでしょうか。そのおかげでバッテリの減りが早いという印象があるのでは...。
実際に使用してみましたところ、満充電のエネループで330ショット、動画撮影が計40分、ライブビューがそのほかに10分くらいでいったんバッテリ切れの警告が出ましたが、さらに100ショット以上撮れました。そんなに悪くない数字だと感じます。
やまもも
なぜだか国内のレビューサイトではK-Xの高感度性能についてあまり触れませんね。
個人のブログや海外レビューサイトでは話題になっているのに妙な感じです。
デジカメWATCHでも。