EOS-1D Mark IVのAF性能は揺るぎのないもの

Digital Camera ReviewにキヤノンEOS-1D Mark IVのレビューが掲載されています。

Canon EOS 1D Mark IV Review

  • 合焦速度は0.18秒、シャッターラグは0.02秒と高速だが、体感ではこれらのデータよりも更に高速に感じる。連写速度は10.7コマ/秒で、公称値よりも若干速い。JPEGでは120コマ以上連写できる
  • Mark III のAFは、AF問題で一部のユーザーから酷評されたが、Mark IVのAFで共通なのは45の測距点の位置だけなのはよいニュースだ。テスト機は古いファームだったが、AFに問題の兆候はみられず、大部分のケースで正確で高速に動作した
  • 動画は高画質だが、このカメラのサイズと重さは、軽量コンパクトなEF24-105を付けていても手に余る。高速でパンするとローリングシャッター効果がでるが、標準的な速度でパンした場合は多くのシーンで影響は少ない
  • 高感度は、ISO100-400ではほとんど同じ画質だが、ISO800では若干ノイズが見られるようになる。ISO1600、ISO3200は1段階低い感度と用意に識別できる。ISO6400からは大きく劣化するが、用途によってはまだ悪くはない画質。ISO12800以上では暗部のノイズがより増えより不快になるが、ISO25800でもネット上や小さな写真ならまだ使える。ISO102400は限られた用途にしか使えない
  • 連写速度はどのデジタル一眼レフよりも速く、シャッターとAFの性能は揺るぎのないもので、画質も良好。価格が高いことと、大きく重いことが欠点

 

1D Mark IVは、今のところMark IIIIの時のAF問題のような大きなトラブルもないようで、まずは順調な滑り出しと言ってよさそうですね。画質はシャープな絵作りで高感度ノイズも少なく、MarK III と比べるとかなり進歩しているという印象です。