・Canon EF 70-200mm f/2.8 USM L IS II - APS-C Review / Lab Test Report
- 歪曲は70mmではわずかなタル型(-0.584%)で、135mmでは実質ゼロ。200mmでは、ごくわずかな糸巻き型(0.287%)。歪曲はフルサイズでの結果よりも少しよい
- 周辺光量落ちは、200mm開放で0.71EVでシーンによっては見えることがあるかもしれないが、通常は問題ない。フルサイズでは周辺光量落ちが目立ったが、APS-Cでは顕著ではない
- 解像力はズーム全域のすべての絞り値で中央から周辺部まで抜きん出た値で、(MTFの)グラフを見て貰えば何もコメントする必要はないだろう。像面の歪曲は実質的に存在しない
- 倍率色収差は0.7ピクセル以下で極めてよく補正されており、心配はない。軸上色収差は、大きくはないが目に付く
- ボケ味は、とてもスムーズでズームレンズとしてはとても良好。ハイライトの形状は完璧でF2.8~F5.6までは輪郭も強調されない。フルサイズでは、周辺部のハイライトの形が少し猫の目状になる問題があったが、APS-Cではこの問題は発生しない
- このレンズはAPS-Cではフルサイズよりも更によい結果となっており、解像力はズーム域にかかわらず画面全域で落ち込むことがない。色収差や周辺光量落ちも問題なく、ボケ味も綺麗。鏡筒の作りも最高だ。唯一の問題点は価格が高いことだが、この性能なら納得できる。大いに推薦!
光学性能は5点満点中で5点と最高の評価となっています。Photozoneで光学性能が満点というのは記憶にないので、かなり珍しいことだと思います。
テストではフルサイズでは多少大き目だった周辺光量落ちの問題と、周辺部でボケに口径食の影響が出る問題が解消されていて、パーフェクトに近い結果となっています。価格は高いですが、本当にすごい性能のレンズですね。
がんそ
Photozoneで光学性能が満点というと真っ先に思いつくのはAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 Gですね。今回のズームが満点の初めてでは無いです。