ソニーNEX-5は起動時間とメニューの操作性がウィークポイント

LUMINOUS LANDSCAPEにソニーNEX-5のレビューが掲載されています。

Sony NEX-5 First Impressions

  • NEX-5はほとんどの場面で極めて素早く動作するが、電源投入時だけは別だ。電源投入から撮影可能になるまでにおよそ2秒かかり、これは大変に遅い
  • コントラストAFはデジタル一眼レフの位相差AFよりも遅いが、このカメラの対象となっているユーザーの要求を十分に満たす速度。しかし一方で、パナソニックのGHやGFシリーズと比較すると、ソニーのほうが若干遅く、横並びであると評価することはできない
  • モードダイヤルがなく液晶ディスプレイにモードが表示されるが、電源がOFFになっていると起動するまでモードがわからないのは、急いで撮影するときにはフラストレーションがたまる
  • メニューのスクロールリストが長く、重要な機能を選択する際にトップから長い道のりになる。たとえば、トップからフォーマットメニューを選択するには28クリックが必要だ。また、カメラは最後に使用した項目を記憶してくれない。ソニーは初心者のためにシンプルなインターフェイスにしているように見えるが、本格的なカメラマンにとっては不自由な操作性だ
  • 総合的な画質はとても良好。18-55mmは、いくらか色ズレが見られるがこの価格帯のレンズとしては標準的。解像力は十分で、同じくらいの価格帯のデジカメと互角
  • 高感度はISO800までは文句がないが、ISO1600からはいくらかノイズが見え始める。ISO3200は小さなプリントやWeb用に使うなら実用的だ。大きなセンサーのおかげで、高感度はパナソニックGH1よりも優れている
  • 動画の画質に私は満足したが、感銘を受けるほどではなかった。ファミリーユーザーには十分だが、より多くを求めるユーザーは、マニュアル操作できないことを深刻に感じるだろう
  • NEX-5の最初の印象は肯定的なものだった。NEX-5は、新しく写真を始める人やコンパクトからステップアップする人にとって素晴らしいカメラだ。しかし、基本的な技術のあるカメラマンや成長性のあるツールが欲しい人には障害があるように思える

 

画質やAFなどは良好な評価ですが、他のサイトのレビューでも指摘されていたように、ここでもメニューの操作性の悪さが指摘されています。確かに頻繁に設定を変更するユーザーの場合、そのたびに何十回もクリックが必要になるとすると、かなり面倒かもしれませんね。

また、起動に2秒かかるというのは、初代EOS Kiss Digitalと同じ(ちなみに、2代目のKiss Nは0.2秒)なので、現在のデジカメとしてはかなり遅く感じるかもしれません。