ペンタックスK-5はAPS-C機としてはとても素晴らしい高感度性能

PHOTOGRAPHY BLOGに、ペンタックスK-5のレビューが掲載されています。

Pentax K-5 Review

  • K-5は同じクラスのライバルに比べると小型軽量だが、手にしたらしっかりとした作りの本格的なカメラであることがわかるだろう。
  • AFは明るい場所では高速でしっかりと合う。改善されたAFシステムはより幅広いシーンをカバーすることができ、室内や暗所でも適切にピントを合わせることができる。キットレンズの18-55mmはAF時のノイズが大きい。
  • K-5は素晴らしい画質だ。ISO80-800まではノイズフリー。ノイズが現れ始めるのはISO1600で、ISO3200、6400になるともう少しノイズとムラが増える。ISO12800と25600は小さなプリント用。ISO51200は正直言って使い物にならない。K-5はAPS-C機としてはD7000同様、とても素晴らしい高感度性能だ。
  • 露出は概ね1/3段アンダーで、シャドーをそれほど犠牲にすることなくハイライトのディテールを完璧に保っている。色再現性はデフォルトの設定で正確。HDRモードは手動であまりコントロールできないが、簡単にダイナミックレンジを拡張することができる。
  • デフォルトのセッティングではJPEGは若干ソフトな画質で、カメラの設定を変更するか後処理で少しシャープネスを上げてやるのが理想的。ボディ内手ブレ補正は暗所での手持ち撮影や、望遠レンズ使用時にとても効果的。
  • 動画についてはいくつかの欠点がある。K-5の動画は、モードダイヤルをセットしてからシャッターボタンで録画を開始しなければならず、ワンボタンで録画できるライバルに比べると操作性が劣る。また、D7000などの多くのライバルと異なり録画中にAFが使えない。
  • K-5はK-7とそれほど大きくは変わらないが、2大メーカーの魅力的なライバルであり続けることを確かにするいくつかの大きな仕様変更が加えられている。K-5は、D7000のような録画中のAF機能や60Dのような可動式液晶は備えていないが、両機よりも確実により直感的に使うことができ、より豊富なカスタマイズ機能を備えている。

 

K-5は評判通り、高感度の画質とAFがかなり進化しているようで、これまでのペンタックス機と比べると、本当にウィークポイントが少なくなったという印象です。

ウィークポイントとしては動画機能でライバルに負けていることが指摘されていますが、ライブビュー中のコントラストAFはニコン・キヤノンのライバルよりも高速化されているようなので、これは一長一短といったところでしょうか。