2010年のデジタル一眼のランキングで動きが目立ったのはソニー

BCNラインキングに、2010年のデジタル一眼の販売ランキングの総括が掲載されています。

2010年を振り返るデジタル一眼ランキング「ミラーレス一眼」が市場に定着

  • 2010年のレンズ交換式デジタルカメラ市場は前年同月比で販売台数・金額ともに2桁増で好調に推移。また「ミラーレス一眼」が市民権を得た年でもあった。
  • 1位を獲得したのはEOS Kiss X4で販売台数シェアは13.6%。月次ランキングは常に1-3位という人気ぶり。2位はロングセラーモデルのニコンD90で12.4%。3位はEOS Kiss X3で9.2%、X4発売後も継続して売れ続けた。4位は使いやすいバリアングルを搭載したD5000で7.4%。5位はLUMIX GF1で5.7%。5色のカラーバリエーションで女性を中心に受け入れられた。
  • ミラーレス一眼は、6月にソニーが市場に参入したことで市場が活気づいた。ミラーレスタイプの構成比は7月がピークで販売台数33.6%、販売金額が28.9%だった。
  • メーカー別の動きではキヤノンとニコンの2強が続いている。この1年で動きが目立ったのは、6月以降、継続して3位につけているソニーだ。

 

キヤノンとニコンが圧倒的に強いのは今年も変わりありませんでしたが、ソニーの20位までの合計のシェアが昨年の3%から9.5%へと大きくアップしているのが一番大きな変化ですね。

ミラーレス機はトップ20までに7機種(昨年は4機種)がランクインしており、合計の販売台数シェアは23.2%(昨年は11.5%)と、大躍進となっています。来年はニコンのミラーレス参入や各社のハイエンドミラーレス機の噂もあり、ミラーレス機のシェアが更に伸びるのかどうかに注目したいところです。