ニコンD5100は買い物リストナンバーワンのカメラ

ePHOTOzineに、ニコンD5100のレビューが掲載されています。

Nikon D5100 Digital SLR Review

  • ボディはしっかりとした造りに感じる。ラバーコーティングされた適切なサイズのグリップはとても良好な感触で、大きなレンズを付けたときでさえとても持ちやすい。液晶モニタはD5000よりも17%薄く、このことがカメラを非常にコンパクトにしている。Kiss X5を使った後だと、このカメラは驚くほどコンパクトに感じる。
  • 連写時のバッファーサイズは良好で、RAWでの連写テストではKiss X5の2倍前後のバッファーがあるように見える。ライブビューでの合焦速度は1.2秒前後で、これはKiss X5よりも速いが、シャッターレスポンスは0.5秒前後でずっと遅い。(ライブビューの)合焦は予想していたよりもかなり遅い。
  • JPEG出力のクオリティは良好で、撮って出しでもハイレベルなディテールとシャープネスがあり、解像力はとても良好だ。デフォルトの設定では若干ソフトな画質だが、これはシャープネスの設定変更か後処理で用意に改善することができる。
  • ダイナミックレンジはとても広く、DxOMarkでも(D5100と同じ)D7000のセンサーが最高の結果を出している。HDRモードとアクティブDライティングは、明るい空や暗部のディテールを維持するのにとても有用だ。
  • AFはキットレンズ使用時には位相差AFでは極めて的中率が高いが、ライブビューでは被写体によっては若干的中率が落ちる。ピンがこないケースはめったにないが、たまにイライラすることもあるかもしれない。
  • ナイトビジョンモードでは白黒になり、明るさに応じてISO感度が自動的に変わる。この機能を使うと速いシャッター速度が選択され、三脚なしで撮影することができる。AFイルミネーターは使えないので、暗い場所ではライブビューのAFを使えず、MFが必要になるという問題がある。
  • オートホワイトバランスは良好で、95%のケースではプリセットを使う必要はない。白熱灯下ではプリセットのほうがより自然な色合いで、また蛍光灯のプリセットは数多くのオプションが用意されている。
  • オートHDRはダイヤルやエフェクトモードではなくメニューの中のオプションから設定する必要がある。2枚の写真が組み合わされるが、露出の差はオートとマニュアル(+-1、+-2、+-3)を選択することができる。この機能はRAWでは使用できず、JPEGで撮影する必要がある。
  • D5100は測距点の数やHDRモード、連写速度、バッファーの大きさなどの点でKiss X5よりも優れている。しかし、センサーの解像度や液晶モニタなどの点ではKiss X5が優っている。D7000譲りの16MPセンサーは素晴らしい高感度性能とダイナミックレンジを実現している。使い勝手は非常に良好だが、メニューを開かずにISOやWBに素早くアクセスできるようにカスタマイズできればよかった。D5100はコストパフォーマンスが良好で、あなたの買い物リストのナンバーワンになるはずだ。今すぐD5100を買いなさい!
  • 良い点:素晴らしい動画の画質、16MPセンサー、素晴らしいディテール、有用なナイトビジョンモード、すてきなバリアングルモニタ、極めて良好なコストパフォーマンス、コンパクトでスタイリッシュなデザイン
  • 悪い点:メニューに素早くアクセスできる機能が欲しい、ライブビューでエフェクトをかけるとフレームレートが落ちる、HDRモードでRAWが使えない、(コントラスト)AF速度が予想したよりも遅い、ライブビューでシャッターのレスポンスが遅い

 

結論では「D5100を買いなさい!」と連呼しているので、レビュワーは、D5100を相当に気に入っているようですね。

D5100のコントラストAFの速度はそこそこ(1.2秒)ですが、シャッターのレスポンスが悪い(0.5秒)ために、合焦からシャッターが切れるまでの時間では少々遅くなってしまっているようです。元記事の「Speed」欄にKiss X5とのAFや連写速度、シャッターレスポンスの比較表が掲載されているので、興味がある方は参照してみてください。

それから、高感度性能に関しては「サンプルを参照」とだけ記載されているので、これも元記事の感度別のサンプルを参照してみてください。