オリンパスE-5の低感度の解像力はパナソニックGH2以上

FOUR THIRDS USERに、GH2、E-5、E-3、E-30の解像力を比較検証した記事が掲載されています。

So which camera is the resolution king? 

  • オリンパスは2006年以来パナソニックのLiveMOSセンサーを使っているが、パナソニックもLumix L10やGシリーズのマイクロフォーサーズ機で同じセンサーを使用している。大きな違いは、(パナソニックの)ローパスフィルターが弱いことだ。
     
    オリンパスの哲学は強いローパスを使って解像力を犠牲にして滑らかなディテールを得ることだった。しかし、最近ではこれは変わり、オリンパスはPENに明らかに弱いローパスフィルターを採用している。E-5のローパスフィルターも非常に弱く、著しくディテールの豊富な画像が得られている。
     
    オリンパスはパナソニックがGH2の発売を準備しているのと同時期に、1200万画素のE-5の販売を開始している。1600万画素のGH2はフォーサーズ・マイクロフォーサーズの中で解像度番長なのだろうか? 実際のところそうではない。E-5は弱いローパスによって、GH2のセンサーの75%の画素数にもかかわらず、GH2よりもより多くのディテールを得ることが可能となっている。
     
    我々のテストでは、E-5とGH2はE-3とE-30よりも著しく解像しているのは明らかで、E-5は低感度と高感度ではGH2よりも解像している。とはいえ、中程度の感度(ISO400前後)ではGH2が持ち直している。

 

元記事にある感度別の解像力のグラフでは、低感度での解像力はE-5>GH2>E-30>E-3となっていて、画素数よりもローパスフィルターの強弱の方が、解像力に大きく影響していることが見て取れますね。それにしても、E-5の低感度での解像力の高さはすごいですね。