FinePix X100のセンサーはミラーレス機(レンズ交換式を含む)ではナンバーワンの性能

DxOMarkに、センサーベンチマークの結果に基づく、FinePix X100のレビューが掲載されています。

Fujifilm X100 DxOMark Review

  • NEX-5と比較すると総合点でX100が4ポイント上回っており、色深度、ダイナミックレンジ、高感度のすべてのテスト項目でNEX-5をしのいでいる。
  • X100の高感度(Low light ISO)のスコアは1005で、これはNEX-5(796)よりも1/3EV上回っている。念頭に置くべきはNEX-5は、m4/3を明らかに上回っていたということだ。これは高感度の点では、X100がベストのミラーレス機だということだ。
  • SN比ではX100とNEX-5は非常に近い成績で、明確な差異を見つけることは容易ではない。しかしISO200では、NEX-5がわずかにX100をリードしている。全体としては、両機のセンサーは同等。感色性はX100が常にNEX-5を上回っており、ISO1600のように時に2/3EVのアドバンテージがある。
  • NEX-5のセンサーは素晴らしい性能だが、X100はのセンサーは少なくとも同等で、しばしば少し上回る成績だ。X100のセンサーは、ノイズが少なく、感色性がよく、そして高感度性能で大きく上回っていることで差を付けている。
  • 一眼レフとの比較ではX100がEOS 60Dをすべての項目のスコアで上回っており、D90とは(高感度が多少X100が優れているが)同等。
  • SN比はD90、60Dとほとんど同一。ダイナミックレンジではD90が明らかにX100よりも優位だが、一方で低感度ではX100は60Dを上回っている。
  • ISO感度はISO1600までは選択した感度と実行感度が一致するが、ISO3200とISO6400では実行感度はISO1600のままだ。これは奇妙に見えるが、高感度はセンサー上で感度を上げる方法と、撮影後の処理で上げる方法があり、フジはX100で後者を選択したということで明確に説明がつく。アルゴリズムが優秀ならエンドユーザーには何の問題もない。
  • X100はコンパクトカメラとしては実に素晴らしい成績で、NEX-5よりも優れており、ミラーレス機ではナンバーワンだ。良好なノイズ処理やカラーマネージメント、高感度性能のおかげで、D90や60Dなどの中級機の一眼レフもかろうじて上回っている。センサー性能だけを考えるならX100は上出来で、一眼レフマニアの日々のお供として完璧だ。

 

X100のセンサーは、NEX-5の14MPセンサー(69点)や60Dの18MPセンサー(66点)よりも優秀なスコア(73点)で、一昔前はトップクラスだったD90のスコア(73点)をも一部の項目で上回っています。

確かに、現時点ではレンズ交換式を含めてX100がミラーレス機でナンバーワンのセンサー性能(DxOMarkの基準で)ですが、16MPセンサーを採用すると言われているNEX-C3が登場すれば、実際の画質はともかくとして、DxOMarkのスコアでは逆転されそうですね。