キヤノンが新光学素子「屈折率分布レンズ」を採用したレンズの特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの屈折率分布レンズを採用した50mm F1.4、24mm F2.8、300mm F4の特許が紹介されています。

・Canon 50mm F1.4 に屈折率分布レンズを用いて高性能化する特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが50mm F1.4、24mm F2.8、300mm F4のフルサイズに対応する単焦点レンズの特許を出願中。材料の混合比率を工夫した新しい光学素子を採用することで、高性能化を実現したよう。
  • 異常分散性を有する屈折率分布レンズ(UV硬化樹脂や無機ガラス等に無機酸化物の微粒子を混合することで作成する)で収差を補整する。
  • (収差は)普段紹介している特許のレンズと比較してゼロの数が一桁違う。一皮むけたような、格段の高性能化が図られているよう。実製品ではコストダウンや、製造誤差がありので、過度の期待は禁物。 

 

屈折率分布レンズを使った製品は「ゼロの数が一桁違う」「一皮むけたような」などと言われてしまうと、過度の期待は禁物と言われても期待せずにはいられませんね。以前に紹介されていた電気光学素子や、今回の屈折率分布レンズなどが、キヤノンのレンズが躍進するきっかけになるかもしれません。

あと、今回の記事で注目なのが、ついに並単の特許が出てきたということですね。最近では新しいレンズはL レンズばかりだったので、今回の特許の話題はとても楽しみです。