オリンパスE-P3とパナソニックG3の画質の比較ではノイズはG3、ディテールはE-P3が優れている

ePHOTOzineに、オリンパスPEN E-P3とパナソニック Lumix G3の比較レビューが掲載されています。

Olympus PEN E-P3 vs Panasonic Lumix G3

  • 背面のモニタはパナソニックは46万ドットの液晶、オリンパス61万ドットの有機ELだ。オリンパスのモニタはとてもコントラストが高く、明るく、色彩豊かだ。パナソニックは色の鮮やかさでは劣るが、明るい太陽光下でとてもクリアに見える。
  • バッテリーライフは、G3は公称270枚で、実写でも270枚前後だった。E-P3のバッテリーは公称330枚となっているが、実写では電池切れになるまでに800枚以上撮影することができた。
  • AF速度は両機とも素晴らしく、スタジオで計測機器を用いなければ明確な勝者を決めるのは困難だ。唯一言えるのは、どちらも非常にAFが速いということだ。
  • 画質の比較では、E-P3は暖色系だがより自然で、G3は寒色系だ。ノイズはG3のほうが少ないが、ディテールもE-P3より少ないように見える。このことは、G3が16MPの高画素センサーを採用していることを考えると驚きだ。E-P3はハイライトとシャドーのディテールがより豊富で、これはダイナミックレンジが良好であることを意味している。
  • パナソニックG3は可動式液晶を備え、連写もより高速で、コストパフォーマンスに優れているが、E-P3のJPEG画質はより満足のいくもので、色再現が素晴らしく、モアレが少なく、ダイナミックレンジに優れ、ディテールもことによると優れている。ボディはG3はアルミを採用しているが、それでもなおプラスチック的で、E-P3の極めてしっかりとした金属ボディが際立っている。
  • もし、貴方が、より高速な連写と一眼レフスタイル、可動式モニタ、内蔵EVFが欲しいならG3が当然の選択だ。撮って出しの素晴らしい画質と、アートフィルター、素晴らしいモニタ、ボディ内手ブレ補整、グリップの選択性が欲しいならオリンパスが素晴らしい選択肢だ。

 

画質の比較では画素数の多いG3の方がノイズが少なく、画素数の少ないE-P3の方がディテールに優れているという、一般的な予想とは逆の結果になっていますが、これは、G3のノイズ処理が優れていることや、E-P3がE-5のような解像力重視のチューニングをしていることなどが影響しているのかもしれませんね。後は、RAWでの画質の比較も見てみたいところです。