Nikon 1 V1のハイブリッドAFは極めて高速で好印象

 ePHOTOzineに、Nikon 1 V1のファーストインプレッションが掲載されています。

Nikon 1 V1 First Impressions Review

  • EVFにはアイセンサーが搭載されており、必要な時に自動的に切り替わる。V1の操作系は背面のズームコントロールが大きいことと、ホットシュー、EVFが搭載されていることを別にするとJ1とほとんど同じ。
  • 背面のモードダイヤルの選択肢は、モーションスナップショット、スマートショットセレクター、スチル、動画と極めて限られており、上級者向けのモードが無いことは少々驚きだ。
  • オプションのフラッシュが他のミラーレス機のフラッシュシステムのように小さくないので、内蔵フラッシュが搭載されていないことは少し気になる。
  • メニューは再生、写真、セットアップの3つのセクションに別れており、背面のモードダイヤルでフォトモードが選択されているときには、露出モード(P/A/S/M)をメニューから選択することができる。
  • シングルで135点、オートで41点のAFシステムはとても印象的で、合焦の制御は素晴らしい。
  • 60/30fpsの高速連写機能は、自動露出ブラケットやHDR機能があれば理想的だった(たぶん将来のファームウェアで追加される?)
  • カメラのバージョンの関係で画質を評価するのは難しいが、色再現性は良好で、ダイナミックレンジもしっかりしているように見える。
  • V1の価格はレンズキットで829ポンドで、これはプレミアム価格のカメラだ。価格の近いカメラはパナソニックGH2(739ポンド)、オリンパスE-P3(775ポンド)、ソニーNEX-7(1250ポンド)、サムスンNX200(699ポンド)で、残りのコンパクトシステムカメラはより安価だ。
  • V1は2機種のNikon 1のうちの上級モデルで、EVFやアクセサリーシューが搭載されているが、より本格的なフォトグラファーは、このカメラが彼らを対象としていないことを残念に思うかもしれない。位相差・コントラストのハイブリッドによるAFは、極めて高速で、最初の印象はとても肯定的なものだった。
  • 良い点:60fpsの高速撮影、高解像度のEVF、コンパクトなカメラとレンズ、将来のレンズラインナップが充実していること、位相差・コントラストのハイブリッドAF。
  • 悪い点:センサーサイズ(画質はまだ未確定)、発売時の価格が相場と比べて高い。

 

プリプロダクションモデルのため、サンプルは縮小画像しか公開できないようなので、画質に関してはよく分かりませんが、AFに関してはかなり好印象のようです。

Nikon 1 V1、J1の目玉機能であるモーションスナップショットは、記事で指摘されているように、露出ブラケットやHDR、AWBブラケットなどと組合せられるようになると、初心者だけでなくハイアマ層にもアピールできる機能になるかもしれませんね。