Nikon 1 V1のコンティニュアスAFは非常に高速で素晴らしい追尾性能

Dpreviewに、Nikon 1 V1のファーストインプレッションが掲載されています。

First Impressions: Using the Nikon V1

  • 比較的小さなセンサーにもかかわらずV1はレンズ交換式ミラーレス機の中では最も大きい。ペンタックスQよりも大きいことに驚きはないが、より大きなセンサーのライバルであるE-PL3やNEX-C3と比べても分厚く感じる。
  • 伝統的な(PASMの)露出モードダイヤルと、昔ながらのコントロールダイヤルが無いのは少々奇妙だ。PASMモードを使う場合は、メインメニューからモードを選択しなければならず、このとき小さなズームジョグスイッチを使うので、セットには少々時間がかかる。
  • 内蔵EVFは素晴らしいが、NEX-7やα65/α77のEVFほどではない。しかし、それほど大きな差があるわけではなく、144万ドットのEVFはシャッキリしていて細部まで見える。
  • 最初の撮影で2つの悩ましい点があり、1つは背面のモードダイヤルがとても軽く回転することで、撮影中にモードが変わってしまった。これはJ1でも見られる問題だ。2つ目は、カメラがスリープモードに入ると、撮影可能になるまでに2秒近くかかることで、長い間シャッターボタンの半押しを強いられる。また、撮影から撮影の間もAFの時間を含めて平均2秒前後で、ハイエンドコンパクトと比べれば悪くないが、ミラーレスのライバルと比べると素晴らしいとは言えない。
  • ピクセルレベルの画質は、NEX-C3やNEX-5Nには明らかに及ばないもののE-PL3やGF2に似ており、センサーサイズを考慮すれば、最初の印象は概ねとても肯定的なものた。
  • 期待通りRAWで撮影したほうが10MPセンサーの実力を発揮できる。デフォルトのJPEGとAdobe Camera RAWでRAWから現像した画像には差がある。JPEGはとても良好だが、RAWと比較するとディテールの描写の違いは明確だ。
  • AFトラッキングモードを使ってみて、ニコンの新システムに関する主張は誇張ではないことを確信した。コンティニュアスAFは著しく速く、本当に素晴らしい追尾性能だった。V1は動体を自信を持って撮影することができる最初のミラーレス機だ。

 

他のミラーレス機は動体追尾があまり得意ではないので、位相差AFによる高性能な動体追尾はNikon 1の大きな売りになりそうです。それから、こちらのページにJPEGとRAWの比較画像が掲載されていますが、RAWから仕上げた画像は、JPEGと比べるととても切れ味が鋭くシャキっとした画質ですね。