ePHOTOzineに、富士フイルムのXF 60mm F2.4 R Macroのレビューが掲載されています。
・Fujifilm Fujinon XF 60mm f/2.4 R Macro Lens Review
- このレンズは重さが215グラムしかないが、鏡筒はしっかりとした感触だ。同時にリリースされた3本のレンズの中では一番大きいが、X-Pro1とのバランスはとても良好だ。
- フォーカシングはインナーフォーカスではな、2センチ前後繰り出すが、フィルター取付枠は回転しないので、偏光フィルターの使用には申し分ない。幅の広いフォーカスリングは適度な重さがあり、ピント合わせはしやすい。
- AFは通常の撮影距離では速いが、近接撮影では非常に遅くなり迷うことも多い。
- 解像力は中央は絞り開放から素晴らしい値(excellent)で、周辺部もとても良好な値(very good)だ。解像力がピークになるのはF5.6からF8で、中央はズバ抜けた値(outstanding)になり、周辺部も中央にあまり劣らない解像力になる。画面全体の解像力は、これまでにテストしたレンズの中で最高レベル。
- 色収差はほとんど見られず、これまでテストしたレンズの中でベストなものの1つだ。
- 周辺光量落ちは開放で0.896EVで、よく補正されている。F4まで絞れば視覚的に均一になる。
- 歪曲はわずか0.534%の糸巻き型で、大きな問題はない。歪曲の形は整っているので、完全に補正したい場合は後処理で容易に補正できる。
- フレアは通常の撮影距離ではめったに問題にならないが、近接撮影では内面反射がとても深刻な問題となっており、明るいフレアが画面中心部のコントラストの低下を引き起こす。この現象は、背景が比較的明るいか、光源がレンズの向きと直角になっている場合に起こる傾向があり、絞ると悪化するので、深度が重要なマクロ撮影ではイライラするかもしれない。
- ポートレートや時折のマクロ撮影に使う場合は、このレンズはほとんど完璧な性能だ。解像力は四隅まで素晴らしく、色収差もほとんど無い。歪曲や周辺光量落ちもよく補正されている。残念なことに、マクロが主目的の場合は、内面反射にかなりフラストレーションがたまる。
- 良い点: 開放でさえ隅々まで素晴らしい解像力、歪曲が小さい、とても軽量、伝統的なデザイン、素晴らしい造り。
- 悪い点: 状況によって内面反射の問題がある、近接撮影でAFが遅い。
解像力は開放から高い値で、周辺部まで均一なのでジャンルを選ばずに幅広い用途で使えそうですね。色収差や歪曲も文句のつけようがない値で、光学性能は全体的にとても優秀と言ってよさそうです。
ウィークポイントとしてはマクロ域で画面中央にフレアが出やすいことが指摘されていますが、これは確かに少し気になるかもしれませんね。なお、フレアの様子は元記事にサンプル(PC基盤の写真とコインの写真)があるので参照して見てください。
wataru.foto
まさしく、使用して感じていたとおりのレビューです。
ただ、マニュアル操作時のピントリングの反応が少々リニア感に
欠けていて慣れないと扱いづらいです。
tomiron
ポートレートに使うつもりで、ひとまず
レンズはこれだけを買いました。
しぼり開放でとてもシャープでボケもきれいで
気に入っています。カメラ本体の問題ですが、
室内で照明の質によっては、すこしホワイト
バランスに不満が出ることはあります。
たいていの場合は肌の色もよく、S5proの
ユーザーとしてはカメラ本体のデータ記録の
遅さとかは、高度処理には時間がかかるものだと
割り切っています。
まさどん
画面中央が白くなるフレア特性が、他の掲示板でも報告されているので、三本あるレンズのうち、このレンズのみ一年くらい時間をおいて購入を待つことにしました。内面反射の対策が、新しいロットでなされることを是非期待しています。マクロであまり絞らなければなんとかなりそうな感じではありますので。もっとも私の場合、購入資金をまず年内登場予定の14㎜レンズ用を優先しているという事情もあるのですが。
レンジャー
ポートレート向けでしょうか?
なかなかクセもありそうな
カメラシステムですが、
嵌まった画質は良さそうですよね
欲しくなります
kk
ポートレート最適ですね。
レンズもいいのですが、やはりフジの色(特に肌と空)がすばらしいです。
通りすがり
XF60mmマクロレンズの
近接撮影で絞り込んだ時に出るフレア、
交換対応が始まりましたね。
対策品はバッチリ治ってました。
このレンズ、画質は本当に素晴らしいので大満足です。