富士フイルムのマネージャーがフルサイズ機について言及

Amateur Photographer に、富士フイルムのマネージャーのインタビューが掲載されています。

Fuji investigates full-frame system camera sensor

  • 富士フイルムのオペレーションマネージャーであるカワハラヒロシ氏が、(富士フイルムの)技術者がフルサイズセンサーの実現の可能性を検討していると述べている。

    「現時点では製品については全く分からない」

    カワハラ氏は、現行のXシリーズのレンズは、フルサイズをカバーするのに十分なイメージサークルがあることを認めた。しかし、いくつかの広角レンズはフルサイズとの十分な互換性はないこととも認めている。

    X-Pro1スタイルのボディで同じマウントでフルサイズが可能かどうかという質問に対し、彼は「ノーだ。長いズームは可能だが、広角は無理だ。従って、我々がもしフルサイズマウントを出すとしたら(互換性のあるレンズを)制限せざるを得ない」と回答した。これは富士フイルムが、フルサイズを投入するかどうかのキーポイントになりそうだ。

    「富士フイルムのビジネスと顧客にとってフルサイズ機が良いことなのか悪いことなのか分からない。X-Proのユーザーはフルサイズボディに反対するだろう。なぜならば、彼らのレンズの互換性が無いかもしれないからだ」とカワハラ氏は付け加えた。

    広報はフルサイズ機の決定をいつするのかについては、まだ時期が決まっていないと述べている。しかしながら、富士フイルムがフルサイズ機の要望を理解していることは明らかだ。

    ソニーRX1への反応を見て、富士フイルムXシリーズのデザイナーであるイマイマサユキ氏は「多くの顧客は、素晴らしいデザインのより大きなセンサーのカメラを欲しがっていると思う。ソニーの回答はRX1で、私はこの種のカメラは好きだが、デザインがとてもモダンすぎるので、我々のカメラシリーズとは完全に異なっている」と述べている。

 

まだ具体的な計画は無いようですが、富士フイルムがフルサイズ機の開発に興味を持っているのは確かなようですね。現行のXFレンズは一部は互換性があるようですが、広角レンズは使えないようなので、もしフルサイズ機を製品化するとしたら、フルサイズ専用レンズを用意するんでしょうか。