ソニーが湾曲した撮像センサーの製造方法の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、ソニーの像面が湾曲した撮像センサーの特許が紹介されています。

・Sony 湾曲した撮像素子の製造に関する特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • ソニーが湾曲した撮像素子の製造方法に関する特許を出願中。 撮像面が湾曲していれば、像面湾曲の補正を有利に行え、入射角の急傾斜なレンズにも対応出来るので、レンズの高性能化や小型化を期待することが出来る。
  • ソニーの特許: 撮像面の曲率を制御し、少ないレンズ枚数で像面湾曲を補正。磁力の変化、熱による体積収縮率、吸引力による真空度を利用し、曲率を変化させる。
  • 光学系だけは(撮像素子の大きさに)比例してしまうので、フルサイズの小型カメラを実現する為に、特許のような工夫が必要になる。像面の湾曲はアイデアとしてはよく出されるようだが、決定打となる製造方法は模索中のようだ。
  • 像面の曲率が一定だとレンズ交換式に採用するのは難しいので、レンズ固定式のカメラで最適化を行うと良いのかもしれない。

 

銀塩カメラでは、「写ルンです」がフイルムを湾曲させて収差の補正を行なっていましたが、デジカメの撮像素子でも、将来は湾曲したセンサーが現れるんでしょうか。センサーが湾曲していれば、レンズの小型化で有利になりますが、一方でセンサーの製造はかなり難しくなりそうですね。