Nikon 1 V2の高感度ノイズのテスト記事が掲載

FOCUS NUMERIUQUE に、Nikon 1 V2の高感度ノイズのテスト記事が掲載されています。

Test Nikon 1 V2

  • テストはいつもの方法で、200ルクスで照明されたセットをマニュアルモードで、1/8秒・F5.6・ISO200から、シャッター速度とISO感度を変えながら撮影した。サンプル画像は原寸大で表示でき、またRAWファイル(.NEF)もダウンロードできる。
  • 通常低感度ではとてもクリーンな画質だが、V2は例外で、モニタで等倍で見ると、ISO160でも既にうねるようなノイズが現れている。全体として10-30mmを装着したV2は最高ではないが、満足のいくものだ。
  • ISO200からISO800では、色ノイズはほとんど目立たないが、輝度ノイズは目に付く。しかし、ISO400、ISO800まではなお満足の行く画質だ。
  • それよりも上の感度になると、ノイズリダクションによってディテールが失われ始め、暗部にいくらか紫のムラが現れる。ISO1600ではノイズは抑えられており、色もまだ鮮やかで、画像はまだ実用的だ。
  • ISO3200まで感度を上げるとノイズリダクションによってよりディテールが損なわれ(たとえば地図の線)、にじみができる。ISO6400はザラつきは抑えられているが、画像はインパクトを失っている。ソニーRX100やE-M5、NEX-5Rとの比較では、全体的にNikon 1 V2はライバルに遅れを取っている。

 

Nikon 1 V2の高感度はISO800まではあまり画質の低下が見られませんが、ISO1600以上では急激にディテールが失われるので、高感度の強さはセンサーサイズなりという印象です。

とは言え、V2のセンサーは読み出しの速さ(超高速連写)がウリのセンサーで、しかも従来よりも大幅に高画素化されていることを考えると、高感度性能は無難にまとまっていると言ってもいいかもしれませんね。