タムロンSP70-200mm F2.8 Di VC USDはこのクラスでトップのスコア

DxOMarkに、タムロンSP70-200mm F2.8 Di VC USD(キヤノンEFマウント)のスコアとレビューが掲載されています。

Tamron SP 70-200mm f2.8 Di VC USD Canon - Excellent Value and a Great All Rounder

 (テスト機は1Ds3)   Tam70-200VC   Tam70-200旧型   Sig70-200   EF70-200 IS II 
DxOMarkスコア 25 22 21 24
解像力 17P 14P 14P 18P
透過 3.1T 3.3T 3.2T 3.4T
歪曲 0.2% 0.3% 0.3% 0.3%
周辺光量落ち -1.4EV -1.4EV -1.5EV -1.2EV
色収差  7μm 6μm 7μm 3μm

 

  • タムロンSP70-200mm F2.8 VCのスコア25は、1Ds Mark III でテストした全てのズームレンズのうちで2番目に高いスコアで、このクラスではトップのスコアだ。
  • 解像力の17P-Mpix、歪曲の0.2%、透過の3.1T(実際の絞り値F2.8にとても近く、構成枚数の多いレンズとしては素晴らしい)、色収差7μmと周辺光量落ち-1.4EVはとても良好なスコアだ。個々のスコアは他の同種のレンズに負けている部分もあるが、全体としてはタムロンは高品質なレンズだ。
  • 旧型のタムロンの70-200mm F2.8は悪いレンズではなく、マクロ機能も持っていてずっと安価だが、新型のほうがシャープで、手ブレ補正も付いている。この2つの点のために、新型のレンズのほうがずっと良い。
  • キヤノンユーザーでこのタイプのズームを探しているなら、EF70-200mm F2.8L IS II とSP70-200mm F2.8 VCの二択になるが、解像力ではキヤノンが若干優り、ズーム全域でより一貫しているが、価格はずっと高い。タムロンはとても良好な性能で、安価ではないが、コストパフォーマンスは極めて良好だ。
  • ニコンとソニーユーザーは、SP70-200mm F2.8VCのFマウント用とαマウント用がEFマウント用と同じ性能なら、選択はより簡単でタムロンで決まりだ。

 

タムロンの新型(VC付き)は旧型に比べて特に解像力が大きく改善していて、総合スコアでは純正レンズを超える高い評価となっています。この性能にもかかわらず価格は純正よりも大幅に安いので、コストパフォーマンスは抜群と言ってもよさそうです。

また、非常に安価なタムロンの旧型も総合スコアは22と立派な値なので、VCや超音波モーターが不要なら旧型も良い選択肢になりそうですね。

なお、ニコンとソニーの70-200mのスコアも元記事に掲載されていますが、タムロン70-200mm VCとテスト機が異なるため、値を直接比較できないのでご注意ください。